売り手も買い手も契約無視。何でもあり≠フ住宅投機市場
「美人販売員との優先交際権」付き物件=SAPIO編集部
(SAPIO 2009年5月27日・6月3日号掲載) 2009年6月11日(木)配信
文=SAPIO編集部
昨年秋のリーマンショックで世界の不動産市場も大暴落し、売り手はあの手この手≠ナ需要喚起に躍起になっている。とりわけ不動産バブルが経済成長の牽引車となってきた中国では、バブル崩壊で珍事件≠ェ多発している。
中国では、07年秋、経済成長の最前線、深圳で企業の撤退、倒産が相次ぎ、新築マンション販売件数が1か月で30%も減少した。これが引き金となり、08年夏の北京五輪前後に不動産の値崩れが全国に波及し、秋以降の金融危機と世界同時不況が拍車をかけた。
「その後、不動産取得税を免税する、都市で不動産を買った農村出身者に都市の戸籍を与えるといった政策によって住宅販売市場は持ち直し、今は小康状態にあります」(中国問題評論家の石平氏)
今年4月13日の国家統計局の公式発表では、主要70都市における08年の住宅価格は対前年比で平均マイナス1・3%の減少にとどまった。だが、その一方、4月に入って、建設部(日本の国交省に相当)不動産政策研究センターや社会科学院工業経済研究所投資市場研究室の研究員らが相次いで、「2、3年以内に40〜50%下落する」といった暴落予想を打ち出している。実際、北京では現在、住宅の空室率は34%もの高率だ。オフィスビルの空室率も高く、北京の中央商務地区では08年10〜12月期が33%以上だ。
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