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経済”独走回復”の中国はいまや誰もがバブルへGO!=山谷剛史
(SAPIO 2009年10月14日・21日号掲載) 2009年10月22日(木)配信
文=中国在住ジャーナリスト 山谷剛史
中国バブルの「再燃」が、当局が心配するほどに過熱している。昨年秋のリーマン・ショックの影響を受けて、投資先を失った投機マネーが中国に集中。09年4〜6月期には四半期ベースで過去最高となる約11兆円が流入した。株価・不動産価格は急速に回復し、景気は一転、上昇に転じた。
中国経済の統計はあてにならないといわれるが、新自由主義の味も知った中国バブルの実像は、ライフスタイルに顕著に現われている。日本のバブル時代どころではない暴走ぶりを、中国在住ジャーナリスト・山谷剛史氏がレポートする。
10年以上「いつ崩壊するか」といわれ続けながら、しぶとい中国バブル。2008年1月に最高値6000をつけた上海総合株価指数は、同年10月には2000を切ったが、徐々に回復。今年7月に3000台になり、バブル再燃がいわれ始めた。中国在住の日本人駐在員の中には「大やけどを負った」などの声が多いが、中国人はかつての日本以上の熱狂ぶりで、富裕層から中間層まで消費に励んでいる。
米国のPR会社ルーダー・フィン社が7月に発表した「09年中国贅沢品市場に関するレポート」が興味深い。中国では年収約320万円以上が「富裕層」に分類されているが、調査した富裕層の半数がものを買うとき「値段に左右されずに買う」と答え、贅沢品の用途は8割が「自分へのご褒美」としている。
どんなブランドがお好みなのか。富裕層の行動をレポートする調査会社の富潤によると、08年の人気ブランドベスト10は1位から、BMW、ロールスロイス、ベンツ、カルティエ、シャネル、フェラーリ、アルマーニ、グッチ、高級時計のヴァシュロン・コンスタンタン。いずれも「とにかく高額」なのが特徴だ。最高級スポーツカーとして有名なブガッティの新車も、昨年発売した73台のうち3台が中国で売れたという。ちなみに輸入品が割高となる中国での販売価格は4300万元(約5億8000万円)だった。
人民網と環球時報が9月に掲載した「中国十大贅沢品消費都市」という記事によれば、1位が上海で、北京と杭州が続いている。外資系企業が多く、住民の所得も高い地域だ。
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