“読書よりむしろ本そのものが好き” 同じ本を100冊以上保有etc.好きにもほどがある!
超本好きたちのトンデモ生活白書
(SPA! 2009年10月20日号掲載) 2009年10月20日(火)配信
「趣味は読書」という人は珍しくないと思うけど、世の中には“読書よりむしろ本そのものが好き”という人が結構いる。「本の重みで押し入れの底が抜けた」「家の壁はすべて本棚」など、「超」がつくほどの本好きたちのアンビリーバブルな愛書ライフを覗いてみよう!
同じ本の版違いを100冊以上!
「本を読むのはもちろん好きですが、それ以上に本そのものが好きなんです。だから、装丁がきれいという理由だけで、その出版社の本を全部買い集めることもありますね。そういうものの中には、内容を一切読んだことがないものも多々あります」と笑う田中栞さんの蔵書は、なんと約2万5000冊!
しかも、“装丁買い”ならまだしも、「装丁も奥付も同じ本を何冊も買ってしまう」って、何故!?
「奥付が同じなら、普通は中身の文章も同じだと思いますよね。でも実は昔の奥付って結構いい加減で、表記自体が間違っていたり、増刷して中身の一部が変わっていても初版の奥付のままで出したりすることもあったようなんです。だから、普通の人が見たらまったく同じ本でも、私から見れば一冊一冊違うものなんですよね」
そういうちょっとした違いを見つけるのが快感なのか?
「というより、なぜそのような違いが生じたのかという原因を知りたくなるんです。奥付だけではわからない著者や出版社の当時の事情が透けて見えてくる。ミステリーを解こうとする探究心みたいなもんですね。なかでも一番すごいのは『西国立志編』という本で、100冊以上持っています」
1タイトルで100冊以上って『こち亀』じゃあるまいし。そんなにバージョン違いがあるの!?
「この本は、奥付で“初版”ということになっているものが何種類もあって、そのうちのどれが“初刷り”なのかというのを調べていくうちに収集癖が加速していきまして。そもそもこの『西国立志編』は、さまざまな出版社から出ていて、同じ出版社からも何度も装丁を変えて出ていたりもするんです。それに加えて原本である洋書も集めるようになっていき、気づいたら3桁超えしていました」
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