寄る辺なき民が群がる今を生き抜く生活術、セーフティーネットは近所に構築すべし!
住んでる街の[ジモト化](近所の仲間づくり)計画
(SPA! 2009年11月3日号掲載) 2009年11月4日(水)配信
生まれ育った“地元”を離れた人たちが集まる東京。冷たいけれど自由なこの都市の、たまたま住むことになった街に、仲間がいるのって悪くはないのでは? 仕事でしくじっても、彼女とややこしいことになっても、受け入れてくれる場所があると、きっと少しは楽になれる。第2の“ジモト”作りのススメです――
◆駅前の飲み屋はジモトへの入り口
駅前のどこかの店に行けば、誰かが必ずいますから
川口晃平さん(26歳・役者志望)
町内会に入って神輿を担ぐのは楽しそうだが、いささか気後れしてしまう人でもすぐにできる方法がある。駅前、気になるあの店の暖簾をくぐってみることだ。
「お店で初めての人と隣同士になっても、町の話題ですぐに盛り上がれますよ。『西荻住んで何年?』っていうやり取りから入って、『じゃあ、はつねのタンメン食べた?』とか、『坂本屋のカツ丼、ウマいよね!』とか。互いに『西荻、好きだよね』って告白し合って、最後は『西荻、サイコー!』って、そこにいる人たち全員で、街を称え合ったりして(笑)」
こう話すのは、西荻窪をこよなく愛する川口晃平さん。駅前、間口一間ほどの小さな飲み屋が軒を連ねるこの界隈を毎日渡り歩く。
「どんなに疲れていても、気付くと、毎日2〜3軒をハシゴしてる(笑)。わざわざ約束や連絡をしなくても、どこかの店に行けば、必ず、誰かがいますから」
しかも、その関係は夜の西荻、お店の中だけにとどまらない。
「先日は行きつけのお店のひとつ『西荻串かつセンター穴熊』のマスターの結婚パーティーがあったんですけど、列席者150人のうち、半分以上が地元の人。主賓挨拶から司会、ビデオの制作も常連さんが全部仕切っていて、僕も余興でタバスコ入りビールの一気飲みをしちゃいました」
ほかの店でも同様で、お客さんが所有する軽井沢の別荘でバーベキューをしたり、高尾山や富士山に登る会が開催されたり。
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