【F1】中嶋一貴、伝統のモナコGPで無念のリタイア〜2年目の成長と焦り
(Sportiva 2009年5月25日掲載) 2009年5月28日(木)配信
ブラウンGPのジェンソン・バトンが念願のモナコ初優勝をポール・トゥ・ウインで決め、2位にはバリチェロが入り、またしてもブラウンGPの1−2フィニッシュ。
これで今季6戦5勝! 1年前まで最下位グループを彷徨っていた「元ホンダF1チーム」の信じられないような変わりように、日本人としては何だか微妙な気持ちになってしまうのだが、そんな日本のF1ファンの期待を一身に背負うのが、ウイリアムズで2年目のシーズンを戦う中嶋一貴だ。
「正直、決して好きなコースではない」というモナコで今季初の予選トップ10入りを実現し、待望のポイント獲得が期待されたレースはしかし、事前に選んだレース戦略と実際の展開が全く噛み合わぬまま、最後はラストラップでクラッシュ……という最悪の結果になってしまった。
土曜日の予選で念願のQ3(上位10台による最終予選セッション)に進出した一貴だったが、その時点でタイムアタック用の新品スーパーソフトタイヤ(オプション)を使い切ってしまったため、Q3ではソフトタイヤ(プライム)で周囲より約20kg重い燃料を積んだセッティングで走行。予選での更なるポジションアップを狙うより「レース優先」の戦略で確実に入賞を狙う作戦だった。
ウイリアムズが一貴のために選んだ戦略はソフトタイヤで長めの第1、第2スティントを走り、磨耗に不安のあるスーパーソフトをレース終盤のごく短い第3スティントで使うという「変則2ストップ作戦」。
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