【フィギュアスケート】高橋大輔が復帰初戦で優勝〜バンクーバーを目指す日本のエースの現在地
(Sportiva 2009年10月16日掲載) 2009年10月21日(水)配信
「今回はボロボロになってもいいですよ。正直、パーフェクトにできるほどの練習はできていない。うまくいかないことは、わかっています。でもこの状況でどこまでできるか、試してきたいです」
フィンランディアトロフィー直前、そんなことを語っていた高橋大輔が、金メダルというお土産を持って帰ってきた。
ショートプログラムはキャリエール(アメリカ)やボロノフ(ロシア)といった世界選手権中堅組を10点以上引き離しての首位。フリーでは「ボロボロ」にこそならなかったが、後半のスタミナ切れもあって2位、総合1位。
「初戦でこれだけできれば十分」と喝采を送った関係者や記者に対し、現地では反省の弁ばかりだったとか。
しかし空港で待ち構えていた報道陣の前に立ったときにはもう、次の標的を見つめる目をしていた。
――1年半ぶりの試合。出場してみて、どんな気持ちになりましたか?
「公式練習を滑って、アップをして、本番を滑って……。試合が進んでいくうちに、『こんな雰囲気だったんだ』と思い出しながら滑っていました。一番の収穫は、試合の雰囲気がどんなものだったかを、感じられたことですね」
――高橋健在、というところを見せられましたか?
「いや、本番ではいい滑りはできなかった。ショートプログラムはラストでこけて恥ずかしかったですし(苦笑)。でも滑っていて、楽しかったです。試合ではダメだったけれど、練習では調子も良くて、自分自身が納得のいく動きができていました。だから、そんなところはジャッジの人にも見てもらえたんじゃないかと思います。練習で見せられた部分を、今度は本番で出せれば」
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