【イタリア】システム変更でミランが上昇傾向〜レオナルド監督が探し求めたバランス
(Sportiva 2009年11月4日掲載) 2009年11月7日(土)配信
「4−3−2−1だろうが4−4−2だろうが数字は問題じゃない」とレオナルドは言う。だが散々だったミランの序盤はこの“数字”が迷走した。
「アンチェロッティよりも攻撃的なサッカーをするべし」。カカが抜け、希望した補強選手はとってもらえず、ただでさえ高かった平均年齢が昨季よりさらに1歳上がったチームを押しつけられたレオナルドは、ベルルスコーニ会長から下された至上命令も背負っていた。
プレシーズンにあらゆるシステムを試した末、レオナルドは4−3−1−2を選ぶ。
だが、スペクタクル性と勝利のバランスを得るために最適と彼が考えたこのシステムは、結果どころか内容も生まなかった。
9月30日のチャンピオンズリーグ(CL)でチューリッヒにサンシーロで敗れるに至り、レオナルドはより安定した4−4−2へスイッチする。
これにより守備は多少安定したが、生産性はさらに落ちてしまった。
レオナルドは経験不足を咎められ、批判の矢面に立たされた。頬が少しこけ、顔色も悪くなった。それでも彼は逃げ隠れせず、笑顔につとめ、前だけを見ていた。
10月18日のセリエA第8節ローマ戦。いつものようにあくびをもよおす前半だった。だがここで転機が訪れる。
MFのアバーテが故障すると、レオナルドはCFインザーギを投入。4−3−3になった後半のミランは全くの別人になる。イレブン全体の動きがスムースになり、パス回しに緩急がつき、攻撃の糸口が次々に生まれたのだ。
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