【Jリーグ】ナビスコカップの意義と課題〜ベストメンバーとは何か?
(Sportiva 2009年11月4日掲載) 2009年11月8日(日)配信
関東勢同士、それも東京と川崎という近隣対決になったこともあるだろうが、今年のナビスコカップ決勝は実にすばらしい雰囲気のなかで行なわれた。
国立競技場のスタンドを二分した両クラブのサポーターは、質量ともに互角。世界中の誰に見せても、恥ずかしくない雰囲気だった。
そこで行なわれた試合については、すでに多くのメディアが報じている。もはや詳細に触れる必要はないだろう。
東京はうまく川崎の攻撃を封じた。しっかりと守備ブロックを作り、ボールを奪いにいくというより、スペースを与えないことを重視した。守備的と表現すると、城福浩監督には怒られそうだが、多少自分たちの良さが失われても相手の得意な形に持ち込ませまいとする戦いぶりには、タイトルへの執念が感じられた。
決して互いの良さがぶつかり合う試合ではなかったが、タイトルマッチの醍醐味に満ちた、見応え十分の試合だった。
なかには、日本代表に多くの選手を引き抜かれるクラブがある。あるいはJ1残留という切迫した問題に備え、主力を休ませなければならないクラブがある。
そんな状況を乗り越えなければ勝ち上がれないナビスコカップは、クラブの総力が問われる、文字通りの総力戦。FC東京は、その勝者にふさわしいクラブだったと思う。
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