世界中で“農民”が急増中!! SNS内の話ですが
(東洋経済オンライン 2009年10月27日掲載) 2009年11月4日(水)配信
1ページ中 1ページ目
前のページ | 1 | 次のページ
世界中で農民が急増している。パソコンや携帯電話によるSNS(交流サイト)は、世界中ですっかり定着したが、このSNSの中で遊ぶミニゲーム市場で、「農業」系のソーシャル・ゲーム(利用者同士の交流要素を取り入れたゲーム)が世界規模で爆発的にヒットしているのだ。世界最大の利用者数を誇るSNS、FaceBookで一番人気のゲーム「FarmVille」は5100万人規模のユーザーを獲得、中国でも、ヒット中の「開心農場」を始め、類似の農業系ゲームは数百万レベルの利用者を抱えている模様。
これらの農業系ソーシャルゲームは、いずれもSNS上に自分の農園を開墾、そこで野菜などの農作物を育てて、おカネ(ポイント)貯めていくというものだ。一種の育成ゲームで、仕組みは至って単純。だが、ゲームの途上で、友人と収穫物を交換したり、はたまた友人の農園を荒らしたりしてじゃまをするなど、SNSならではの交流要素が核の要素として盛り込まれており、これが人気の秘密となっている。
ゲーム会社は、利用者の人数を武器としたアフィリエイト広告や、農作物の育成に必要な機械や肥料などのアイテムを有料で販売することで収益を上げている。
日本で、この手のソーシャルゲームは、GREEやモバゲーなど特定のSNS業者が、自社の内部のサービスとして展開するにとどまり、さほど大きなマーケットにはなっていなかった。しかし、今夏にSNS国内最大手、mixiが自社内でのアプリ開発を第三者向けに開放したことから、一気に普及に弾みが付いている。
日本でブレークしたのは、「サンシャイン牧場」で、登場からわずか2カ月で200万人超の利用者を獲得した。このサンシャイン牧場は、中国の「開心農場」の後を追って登場した「陽光牧場」の日本語版で、中身は開心農場とほぼ同様。開心農場も、「みんなの農園」の名で日本語版が投入されており、こちらも100万人超の利用者を獲得している。mixiのソーシャルゲームの利用者数では両者で1、2位を占めている。
日本のソーシャルゲーム市場でも、中国のノウハウが受け入れられた格好だが、残念ながら日系の開発会社は後塵を拝している。一番人気でも、ドリコムの漢字テストゲームがようやく100万人に達したところだ。
(丸山尚文 =東洋経済オンライン)
1ページ中 1ページ目
前のページ | 1 | 次のページ
バックナンバー記事
- 大都市圏の満員通勤電車、東京圏の通勤事情緩和へ国は新たな制度設計を (東洋経済オンライン 2009年11月24日(火))
- “ハイテクニッポン”の最後の砦は今…無敵神話もついに崩壊!? 素材各社の模索 (東洋経済オンライン 2009年11月20日(金))
- Wii失速で業績が急下降、任天堂に新興勢力の影 (東洋経済オンライン 2009年11月19日(木))
- ガソリンの暫定税率廃止は「環境」「分権」と整合性をとれ (東洋経済オンライン 2009年11月18日(水))
- JALへ最後の執刀、難題山積の深い病巣 (東洋経済オンライン 2009年11月17日(火))

