55年目の悲願達成へ
上杉 隆(ジャーナリスト)
(VOICE 2009年10月20日掲載) 2009年10月25日(日)配信
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鳩山家の3つのテーマ
鳩山政権が本格的にスタートした。政権のキーワードは“友愛”。かつて中曽根康弘元首相をして「甘っちょろくて、融けてしまう」といわしめ、“ソフトクリーム論争”にまで発展した、あのお馴染みの言葉だ。
メディアによれば、“友愛”の概念がはっきりしないという。じつは、鳩山邦夫事務所で5年間、秘書として働き、15年以上も友愛政治に触れてきた筆者も同感だ。英語ではフラタナティだそうだが、そのまま訳せば、“兄弟愛”になってしまい、限定的なものになってしまう。
実際、元祖“友愛”思想の根底は、階級的・排他的な博愛主義ともいうべきものだ。それは、鳩山一郎元首相が所属した結社「フリーメーソン」の根本思想にこそ顕著に表れているのかもしれない。それが20世紀、欧州を舞台にした2度の世界大戦を経て、より幅広い博愛主義に昇華したといえるのではないか。
軍事独裁国家に対する囲い込みと団結によって、地域的な平和をもたらす、そのための絆として“友愛”という思想が不可欠だ。鳩山家の“友愛”思想を単純化すればこうである。
さて、その鳩山由紀夫首相だが、その“友愛思想”を武器に、何をめざし、何をやろうとしているのか。筆者なりに再考してみようと思う。
鳩山家の政治家は、宿命的に次の3つの政治テーマを背負っている。
1、自主憲法の制定
2、日露平和条約の締結
3、通貨改革(デノミ)
これらを実現させるためには、“友愛”という概念が不可欠だとしている。
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