政治ワイド
「福田崖っぷち」で蠢く永田町
2008年4月9日(水)0時0分配信 読売ウイークリー
掲載: 読売ウイークリー 2008年4月20日号
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道路特定財源をめぐる問題で、あたかもガス欠のように失速し始めた福田政権。内閣支持率も30%を切り、正念場どころか「危険水域」に。自民党内でも、「福田さんじゃ次の選挙は戦えない」と「ポスト福田」に向けて蠢きだしている。 (本誌 吉田清久 加藤理佐/撮影 読売新聞写真部)
「5月改造」で大逆転狙う福田の目算
内閣支持率の急落を受け、永田町では、
「福田さんは政権浮揚を図ろうと、5月の連休明けにも内閣改造を断行するのではないか」
との観測が流れ出した。
シナリオはこうだ。
<4月末、政府・与党がガソリンの暫定税率を復活させるため歳入関連法案を衆院で再可決すれば、民主党は参院に首相の問責決議案を提出する。可決された場合、国会は混乱するが、衆院で内閣信任決議案を可決することで問責を打ち消し、「人心一新」を名目に内閣改造――>
年金問題の舛添要一・厚労相、国土交通省の“弁護人”冬柴鉄三・国交相など、クビになる大臣の名前がすでに取りざたされている。
現内閣は、安倍晋三・前首相が組閣した「居抜き」内閣のため、「福田首相には、洞爺湖サミットを自前の内閣で迎えたいという思いがある」(首相に近い自民党議員)。
今年秋には、消費税の税率上げなど税制の抜本改革が待っていることから、「通常国会後に内閣改造、9月解散、10月総選挙」というスケジュールもあったが、道路特定財源をめぐる国会のゴタゴタ、内閣支持率の低迷でそれどころではなくなった。
最近の福田首相は、番記者との「ぶら下がり」でイライラを隠さず、「分からない」「困った」を連発。その投げやりな様子から、総辞職の気配をかぎ取る向きもある。
「自民党の総裁が代わるということは、新しい顔で総選挙をするということだ。選挙ができる状態ではない。福田さんは解散権を封じられている」(自民党幹部)
あるとすれば、安倍前首相と同じプッツン辞任か――。

