中古マンション選び 後悔しない「4つの心得」教えます
2008年5月9日(金)0時0分配信 読売ウイークリー
掲載: 読売ウイークリー 2008年5月11-18日合併号
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思わぬ“掘り出し物”も、意外な“落とし穴”もある中古マンション。実物のチェックは念には念を入れて [拡大]
選択肢が多い中古マンションは、新築とは違った購入のノウハウがある――「今こそ!中古マンション 『得』する買い方・選び方」(小学館)などの著書がある住宅ジャーナリストの山本久美子さんに、中古選びのコツを聞いた。
築年数、住戸の状態、管理の良しあし……。新築に比べて、中古は千差万別。選択肢の幅は広い。
しかし数が多いがゆえに、
「戦略を練らないと、新しいモノがいいに決まっているということになりがち」
と山本さんは話す。
価格が安い古めの住戸を全面リフォームするか、利便性重視で駅に近い住戸に住みたいのか、望む暮らしを明確にするといいという。
また、住戸を見る際は、建物の耐震性や共用部分の管理レベル、給排水管、電気・ガス容量などを重点的にチェックするべき、という。これらは購入者個人で変えることは難しく、リフォームだけでどうこうできる部分ではないからだ。
以上を前提として、山本さんに購入後に後悔しないための「4つの心得」を挙げてもらった。
一 見た目がいい物件を選ぶ「見た目」といっても、壁紙の表面的な汚れとか、便器や浴槽の使用感を見るのではない。建物の外壁や共用廊下の壁などにひび割れはないか、住戸内の採光・通風は十分か、など、リフォームで変えられないマンションの基礎力をまず「見た目」で判断する。
二 実物チェックに時間をかける「見た目」で、いいなと思ったら、じっくり時間をかけてチェック。蛇口から水を出して、水量(水の勢い)や、にごり・色をみて、さらに、きちんと排水されているか調べる。ガス湯沸かし器、コンロ、換気扇など備え付けの住宅設備を使わせてもらう。ドアやサッシなど開閉部は動かしてみる。
住戸内だけでなく、エントランス、エレベーターなどのほかに、管理事務所、ゴミ置き場、駐輪場なども見たほうがいい。できれば時間帯を変えて数回訪れると、居住者の様子も分かり、ベスト。
三 管理は必ず書類で確認管理組合の活動は、マンションによってかなりの差がある。年1回の管理組合総会が開かれていないようなマンションは、補修がおろそかになっていたり、修繕積立金が少ない心配がある。
管理事務所に総会の資料などが保管されているはずなので、財務状況などを確認。管理規約でペットやリフォームの規則も見ておく。
管理事務所には、設計図書も保管されているはず。大規模修繕だけでなく、住戸のリフォームにも必要なので必ず確認を。保管されていないマンションは再考が必要。
四 信頼できる営業マンから買う仲介会社の営業マンは、物件探しのパートナー。顧客の意向をくみとって自ら動いてくれる営業マンが望ましい。希望条件を伝えても、ピンとこない物件しか持ってこないようなことが続くなら、担当者替えを検討したほうがいい場合も。
