政治ワイド
11月衆院選にらむ不穏な舞台裏
2008年5月16日(金)0時0分配信 読売ウイークリー
掲載: 読売ウイークリー 2008年5月25日号
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平沼赳夫「新党結成」の決意を語った夜
郵政造反組の旗印の一人だった平沼赳夫・元経産相が衆院選前の保守新党結成を決断したようだ。
4月のとある夜、平沼氏は元同僚議員と都内で会食した。その際、
「自民党はおかしくなっている。そろそろ新しい皮袋(新党)を作ったらどうか」と促されて、こう答えた。
「私はもう決意している」
その後の平沼氏は吹っ切れたように精力的だ。民主党の小沢一郎代表と会い、「自民党はもうダメだ。国民意識から乖離している」と言い放ち、国民新党の綿貫民輔代表とも会談し、連携を求めた。連休明けの5月8日には綿貫氏に加え鈴木宗男新党大地代表らとも会合した。前出の元同僚議員が言う。
「平沼さんは、自民にも民主にもない、政策を掲げたいと、やる気満々でした。『自民や民主の補完勢力ではなく天下(首相)をとるつもりでやってくれ』と注文したら黙ってうなずいてました」
平沼氏といえば、一昨年12月に脳梗塞で倒れ、健康問題が気になるところだ。しかし、懸命なリハビリの結果、
「今では声が少しかすれている程度。週末は地方に講演行脚し、一日4会場の講演をこなすこともあるといいます」(平沼氏周辺)。
平沼氏は5月19、20日には超党派の議員団を率いて訪台、馬英九新総統の就任式に出席する予定。訪台団には、民主党の藤井裕久最高顧問や国民新党の亀井久興幹事長らも同行する。そのため、「現地で新連立政権に向けた話をするのではないか」といった憶測が流れている。
「平沼新党」に加わりそうな面々は今のところ、「郵政造反の同志で落選中の城内実、左藤章・両前衆院議員ら4、5人程度。それに保守系無所属から出馬する新人で十人規模になるのではないか」(野党担当記者)
平沼氏は「新党は2週間もあれば作れる」と周囲に漏らしており、衆院解散直後に新党旗揚げのとの見方が有力だ。

