世界中に発信
超低俗記事を垂れ流し「毎日」英文サイトの愚
2008年7月3日(木)0時0分配信 読売ウイークリー
掲載: 読売ウイークリー 2008年7月13日号
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超低俗記事を世界に発信し続けてしまった毎日新聞。新執行部発足の日に「おわび」を出す間の悪さ(東京・千代田区の毎日新聞社)=中山博敬 撮影 [拡大]
毎日新聞社の英文サイト「毎日デイリーニューズ」で、超低俗記事が世界に配信され続けていた。同社は社内処分とおわびを示したが、新聞社の看板を汚す、あまりにも痛い不祥事だ。
問題になったのは毎日新聞のニュースサイト内の英語版サイト「毎日デイリーニューズ」にあったコラム「WaiWai」。日本の雑誌記事を引用して、「日本の社会や風俗の一端を紹介する」というもの。
ところが、その一部記事の内容たるや、低俗すぎて、ここで活字にするのもはばかられるほど。日本をよく知らない外国人が見たら誤解を招きかねないとして、ネット上で「日本に対する人種的偏見を増幅する」などの批判がわき上がったのだ。
概要だけでも紹介すると、
「日本の役所は近年、小児性愛すれすれのマンガキャラクターを使って、自分たちの活動を紹介している。防衛省の少女キャラクターは日本のオタクを魅了している」
と、オタク文化と防衛省の実態を揶揄して紹介していた。これはまだいいほうで、
「日本の母親は過熱する受験戦争のなか、中学生の息子を合格させるためにあらゆることをする。息子の性的処理に協力する母親もいて、これは日本ではよくあることという」
「女性が男性と六本木のある会員制レストランを訪れると、地下に連れて行かれ、そこで男性は豚と性的関係を持ち、その後、その豚がローストポークとして食事に出された」
と、トンデモ記事なのだ。
これらの記事は、特別嘱託社員である外国籍の担当記者が雑誌の記事選択と英訳を行い、社内の日本人スタッフがチェックしていたという。個々のコラムに引用した雑誌を明かしているとはいえ、ある意味「確信犯的」である。なぜ、「毎日」の冠をつけたニュースサイトで配信していたのだろうか。
毎日新聞側は5月下旬に外部からの指摘を受けて記事を削除し、6月21日にはコラムを廃止。6月25日付の朝刊で「おわび」を掲載した。同日までに約750件の抗議や意見があったといい、「批判は真摯に受け止めます。担当編集者らを厳重処分する方針です」(社長室広報担当)としている。
