西野朗監督 [ 拡大 ]
G大阪との2年契約が今季で切れる西野朗監督(54)の去就が注目される。「正式な要請は頂いているが、整理することがある」と西野監督が、10月上旬にクラブ側が出した複数年での契約更新を保留していることを明かした。
単一クラブの指揮官としてJ最長記録を更新する8年目。G大阪の中からも「確かに長いと思う」という声もあるのは事実だ。また再三、名前があがる日本代表監督については「全く興味がない」と西野監督はいうが、日本協会内部では岡田監督の後任として「日本代表・西野朗監督」の待望論は根強い。
ある協会幹部は「若い世代を起用する度胸を西野は持っている。それが他の日本人監督と一番違うところだね」という。実はオシム前監督が倒れた際にも、岡田監督よりも西野監督が真っ先に白羽の矢が立ったが、G大阪との契約が破棄できずに日本協会側が涙をのんだという経緯もある。
日本代表とともに西野監督獲りを本気で狙っているのが浦和レッズだ。昨季オフもレッズ側が水面下でラブコールをおくったが西野監督が首を縦に振らなかった。
低迷する浦和は25日、埼玉タービーの大宮戦に0−3と惨敗。観客動員も激減している。一方、日本代表も10月のスコットランド、トーゴ戦はともに2軍相手となるなど、思うように強化策はすすんでいない。
「早いうちに結論を出す」と話している西野監督が、どちらの再建を担うのか。今年のストーブリーグの主役となることは間違いない。(夕刊フジ編集委員・久保武司)