ダルビッシュはいつ出てくるか? ファンだけでなく、日テレ関係者もヤキモキ [ 拡大 ]
左臀部痛で離脱中の日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)。31日から始まる巨人との日本シリーズで、先発は絶望視されている。ただし梨田監督はリリーフ起用の可能性を示唆。日本を代表するエースの存在感をアテにしているのは、試合を中継するテレビ局も同じだ。
日本テレビは東京ドームで行われる第3−5戦の3試合を放送予定。日テレ関係者は「ダルビッシュが万全なら、ウチが放送しない1戦目と6戦目で先発だったはず。ブルペンで待機してくれるなら、どの試合でも『ダルビッシュが今日は登板するのか』と最後まで視聴者を引っ張れる」と期待する。
日テレにとって今季のクライマックスシリーズ(CS)は誤算だった。巨人−中日のCS第2ステージ全4試合を地上波で生中継。組み合わせは昨季と同じだったが、視聴率は前年を大幅に下回った。昨季は中継した3試合とも15%以上(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、今季15%超えは最終戦だけ。序盤から敗色濃厚だった初戦は悪夢の8.5%。細川知正社長は「今年も去年と同程度はいくだろうと期待していたが甘かった」と渋い顔だった。
日本シリーズでのドミノ現象を避けるためにも、両軍を通じて最も視聴率が稼げるダルビッシュの存在は大きい。7月のオールスター第1戦(札幌ドーム)は、なかなか放映権の買い手がつかなかったが、ギリギリになって日テレが手を挙げたのも、「ダルビッシュの先発が決定的になったから」と同局関係者はいう。
ちなみにダルビッシュの肉体が悲鳴を上げた端緒は、この球宴で巨人・ラミレスの強烈なピッチャー返しで右肩前部を痛打したこととされる。
日本シリーズでダルビッシュが強行登板するなら、絶対的な不利を覆して流れを変える役目か。先日のパ・リーグCS第2ステージでは、負ければ楽天の敗退が決まる第4戦終盤のピンチに、エース岩隈が先発から中1日で志願登板した。
前出の日テレ関係者は「巨人が王手をかけた5戦目で、日本ハムが同じような状況になってくれれば…」と、視聴率男の降臨に手ぐすねを引く。さらに相手がラミレスなら申し分ない。(笹森倫)