追っかけ続行を宣言した祖父・俊一さんと祖母・正子さん。菊池自身はちょっと困った?! [ 拡大 ]
花巻東、菊池雄星投手(18)の交渉権が西武に確定し、胸をなで下ろしているのが、孫の熱狂的ファンの祖父母、俊一さん(74)と正子さん(70)。「埼玉なら何とか追っかけができる」と喜んでいる。楽天などの近郊球団を希望する地元関係者が多かったが、祖父母孝行の孫に家族はまずまずハッピーだ。
岩手県花巻市東和町で専業農家を営む俊一さんと正子さんは、孫の試合に頻繁に足を運ぶ大ファン。特に俊一さんは、「うちのテレビは野球しか映らない」と言うほどの野球好きで、菊池の試合観戦を欠かしたことがない。
菊池の進路決定では、できるだけ地元から近い球団に決まってくれることを願っていたが、プレッシャーになってもいけないので気持ちを胸に秘めていた。ドラフト当日の29日は自宅で6球団競合後の抽選の様子を注視し、西武が交渉権を獲得してホッとした様子だった。
「本当にありがとうございます。指名してくださった6球団ならどこでもいいような気はしましたが、埼玉ならばすぐに出掛けていくことができるのでうれしいです。これからも追っかけができるのでよかったです」と俊一さん。米国に行ってしまう可能性もあっただけに喜びはひとしおだ。
さらに喜んでいるのが正子さん。菊池が大会に入ると俊一さんは、農作業を放って観戦に出掛けてしまう癖があり困っていた。「田んぼが忙しい時期なのに4日間もいなくなってしまったことがあった」というが、埼玉ならそこまでのことにはならないはずだ。
盛岡市内在住の母、加寿子さん(49)も、西武への距離感がまずまずであることに同様の反応だった。
「そんなに遠くないので応援に行ける。本人が試合に出るのにどのくらいかかるのかわからないが、観戦に出掛けたい」と早くも胸を躍らせている。家族そろって菊池の試合観戦に出掛けるのが楽しみで、菊池のプロ入り後も、家族追っかけのできることを喜んでいた。
一方、菊池は家族追っかけの続行には不安な様子。
「自分は田舎に住んでいるから埼玉は不安もあるが、すごい選手たちとプレーできることを楽しみにしている。プロに入ったらこれまでよりは打たれると思うから、(家族追っかけは)困るんですけど」と苦笑い。
菊池も西武を特段魅力的な球団として語ったことはこれまでなかったが、家族が喜んでいるので納得しているようだった。