3勝2敗で世界一に王手をかけているヤンキースの松井秀喜外野手(35)は、ワールドシリーズ第6戦(4日)にDHとして先発ラインアップに復帰する。契約最終年は本拠地決戦でいよいよ最終章を迎え、今オフの動向に地元でも注目は集まるばかりだ。
すでに松井がヤンキースと再契約しなかった場合の移籍先として大リーグではエンゼルス、レッドソックス、メッツなどの名前があがっているが、3日、ボストンのTV局NESN(3日)が、レッドソックスによる松井獲得の可能性を検証している。
「レッドソックスは今オフ、主砲ジェイソン・ベイ外野手がFAとなる。ベイがチームを去った場合の補強に松井はどうか。堅実な打撃をしているが故障もあり、レッドソックスに合うようには思えない。しかしメッツだったら完全にフィットするだろう」と、同局は松井のメッツ入団を予想している。
ゴジラとお別れの可能性もあるだけに、ニューヨークのファンは松井を惜しむように、これまでにない大きな期待を寄せている。
スポーツ専門局ESPNは3日、「本拠地ニューヨークに帰れば、DHで松井が打線に戻り、祝賀を待ちこがれているファンとともにチームを勝利に導くことだろう」と報じた。
ニューヨークポスト紙(3日付)も、「フィラデルフィアでの第5戦の敗戦は、DH制が使えず松井が先発から外れ、打線がつながらなかったため」としており、松井の存在をあらためてクローズアップしている。
チームも今シリーズで2本塁打を放っている松井に対する期待は大きい。
「6戦からは我々に有利になるはずだ。松井がラインアップに戻るわけだから。松井はずっとチームでは最高の打撃を続けている打者だよ。彼が打線に戻ってくれば大丈夫さ」とデーモン外野手。
悲願のワールドシリーズ制覇を達成したとしても、その瞬間に去就問題が本格化する。皮肉な宿命を背負ったシリーズは長くてもあと2試合だ。