100代目主将、エース、優勝奪還、ドラフト…、重圧が王子・斎藤にのしかかる [ 拡大 ]
早大野球部史上100代目の主将に決定した斎藤佑樹投手(21)。3季ぶりの優勝を目指す早大の新体制が、エースで新主将の斎藤を中心に7日から始動する。来季ドラフトを控え、プロ各球団による斎藤獲得狂想曲もいよいよ本格化するが…。
「伝統ある早大野球部の主将を務めさせていただくことになり光栄。その名に恥じぬような活躍で、チーム一丸となって優勝に向けて頑張ります」と斎藤。背番号は今季までの1から、主将がつける10となる。
1年春から先発投手として活躍し、常に注目を集めながら3年春までに通算22勝を挙げた。ところがこの秋のシーズンは不調に苦しみ、わずか3勝に終わった。
斎藤は身長176センチ74キロとプロの投手としてはやや小柄。それだけに、球威向上を最重要課題と位置づけた大学生活を送っている。最後の早慶戦では、スピード表示は145キロ前後とまずまずのレベルに引き上げた。
ところが高校時代から定評のあった制球力が影を潜め、最近は自滅することがよくある。球威偏重が裏目に出て、大事な場面で力んだフォームが制球力を奪い、暴投や死球が飛び出している。
「(結果が出ない)原因はわからない。調子自体はいいと感じているので、神様が与えてくれた試練だと思っている。スピードとすべてを持ち合わせた投手になり、来年は最高の1年にしたい。ゴールデンイヤーにしたい」
秋季リーグに敗れた直後、目を泣きはらして誓ったが、あと1年で早大進学の成果を形として仕上げるのは並大抵ではない。
来季はドラフトの当たり年といわれ、斎藤以上に実力を評価されている大学生投手も多い。実力でドラフトの目玉となりうるかどうか。勝負の1年だ。