オーバーホールのため渡米した田中。メジャー流トレ導入で来季ブラウン新監督へ対応も [ 拡大 ]
これがメジャーへの足掛かりになるか。楽天・田中将大投手(21)が8日、オーバーホールのため米アリゾナへ出発。今季13勝の永井、小山とともに約1週間滞在し、メジャー流トレーニングなどを学ぶことになった。
3度目のオフで海外でのオーバーホールは初。田中は「そういう施設でやるのは初めてなので。雰囲気や、新しいトレーニングの仕方で、意識が変わるかもしれないし。今までやっている環境とは違うので、新しい、いいものを取り入れられたらいいと思います」と意欲的な姿勢をみせた。
横浜を戦力外になった工藤や、ヤクルトからFAでメジャー移籍が決定的な五十嵐、阪神・藤川ら、アリゾナやロスの施設で自主トレする選手は年々増えている。
今年はグアムで自主トレを敢行した田中は「いいものであれば球団に報告して、また来年やってもらえるように。よかったら自分で自主トレで行くのもありだと思う」と継続参戦も視野に入れている。
実は田中はひそかに英語を勉強中だ。これも将来的なメジャー移籍を視野に入れたものだろう。アリゾナはWBCの合宿で訪れているが、今回は周りに日本人も少なく、英語を試すチャンスも増えてくる。
アリゾナの施設はジャイアンツのランディー・ジョンソンらメジャーリーガーも多数使用。今回の有名選手との絡みは「そんなのはないと思いますよ」と田中はみているが、将来に向けて大きな収穫となるのは間違いない。
また楽天はマーティー・ブラウン新監督が、田中と入れ替わり9日に来日する。広島では先発投手に球数制限を設けていただけに、先発完投を理想としていた野村監督時代と起用法は変わることになりそうだ。
「それは監督とコミュニケーションをとらないとわからない。話した上で、いろいろ聞いてみたい。新しい面もあると思う」と田中が言うように、多くのメジャー流が導入されてくる。
アリゾナでのオーバーホールに、ブラウン監督の就任と、メジャー流が相次ぐ今オフは、田中にとって大きな転機となるかもしれない。(塚沢健太郎)