右手にテーピングしながら「ブリヂストンオープン」で優勝した池田。優勝の代償は大きかった? [ 拡大 ]
男子ゴルフツアーの賞金ランクトップに立つ池田勇太(23)が、29日から開催される「マイナビABC選手権」(兵庫・ABCGC)を右手痛のため欠場することが、26日わかった。
池田は2週前から右手甲を痛め、25日に今季4勝目を飾った「ブリヂストンオープン」の終了後には、「(けがを)長続きさせたくない」と休養を示唆していた。今後は治療と休養にあてるが、痛めた個所がクラブを握る右手の甲だけに、休養しても練習を再開すれば痛みが再発し、完治まで長期化する可能性もあるという。
この故障は、池田にとってはダブルパンチになりかねない。池田は、タイガー・ウッズや石川遼(18)=パナソニック=らも出場する世界選手権シリーズの「HSBC選手権」(11月5−8日、中国・上海)に出場できる可能性が高かった。予選落ちはなく、優勝賞金は1億円を超えるなど高額賞金で知られる大会。日本ツアーにも賞金額が加算されるだけに、現在、ランク2位の石川に約960万円リードの1億4997万円でトップを走る池田にとっては、故障が長引いて、こちらも出場できないとなると、賞金王への近道をミスミス逃すことになる。
また26日に発表された最新世界ランキングで、池田は46位から35位まで躍進して自己最高を更新し、35位から36位に後退した石川と入れ代わって日本勢のトップとなった。このまま、年末まで50位以内をキープすれば、自力で来年の「マスターズ」に初出場できる。しかし、このまま欠場が続くようだとランキングは大きく後退する。
「史上最年少の賞金王」と念願の「マスターズ出場」。池田は、この大魚を、一挙に逃してしまいかねない大ピンチに立たされている。