次は浦和の監督? いやいや日本代表監督だ。就活中のラモス氏の野望は果てしない [ 拡大 ]
これぞ、ラモス流の就活だ。日本サッカー協会は28日、ビーチサッカーW杯(11月12〜23日・ドバイ)の代表メンバーとして元日本代表MF前園真聖(36)ら12人を発表した。
前回2005年大会では日本はベスト4入り。ビーチ日本代表のラモス瑠偉監督(52)は「オレは(来年のW杯でベスト4入りを公言する)岡田さんみたいなことは言わないよ。まずは予選突破そして世界を驚かせたい」と話した。
その岡田監督とは「僕がやっているブラジル料理店で偶然あった」として「レイソル、ヴェルディ、ビーチとカリオカ(ラモスの愛称)は大変なところばかり…また11人(サッカー)の監督をやれよ」とエールをおくられたという。
日本代表監督とはいえ、まだまだマイナーなビーチサッカー。その待遇は岡田ジャパンとは天と地ほどの差。この日も発表も会見場は用意されずに協会内にある記者室で行われた。
また選手の航空機での移動も当然エコノミークラスでW杯が行われるドバイへは、「白米と梅干しをもっていかなきゃ」と真顔でラモス監督は言う。岡田ジャパンなら往復ビジネスクラスで5つ星ホテル、当然食材は現地の高級日本料理店などで調達される。
ラモス監督は現在J2東京Vのアドバイザーだが、その契約は12月まで。「最後に言っておきたいことがある12月以降はオレとヴェルディは一切関係ないから!!」と吐き捨てるように話した。
というのも東京Vは日本テレビの撤退でOBらが主導するクラブチーム「東京Vホールディングス」に生まれ変わったばかり。ラモス監督の派閥とは全く別のグループがフロントに入閣したために、「オレには緑の血が流れている」とまで言っていたラモス監督が結果的に追い出される形になってしまった。
そこで「浦和レッズがいいな。あの連中や世界一のサポーターをまとめるのはオレしかいないぜ」と20分近い大放談を繰り広げた。しかし、ラモス監督の本当の狙いは“ポスト岡田”である。それも2016年のリオデジャイネロ五輪での母国凱旋(がいせん)だ。「ビーチサッカーが競技になればうれしいんだけど」と話したが、その可能性は低く、リオ五輪でのサッカー日本代表監督の座を目指す。
日本サッカー協会幹部の中でも「カリスマ性もあるし選手の操縦もうまい」と意外に評価は高い。勝てば官軍、負ければ無職。就活中のラモス監督の評価となるのが、来月のビーチサッカーW杯での「結果」である。(夕刊フジ編集委員・久保武司)