サッカーのスペイン1部リーグで日本代表MFの中村俊輔(31)が所属するエスパニョールは1日、ホームでバリャドリードと対戦。試合はエスパニョールがロスタイムに追いつかれて1−1の手痛いドロー。中村は出場機会がなかった。
「一発やらないと。結局はそこだから。自分を出してガムシャラにやる」。リーグ戦初ゴールを目標に意気込んでいた中村だったが、出番なしのベンチウォーマー。この試合は、現在欧州を訪れている日本協会・犬飼基昭会長(67)が視察したが、いいところを見せられず。犬飼会長にしてみれば、完全な肩透かしに終わった。
押し気味に試合を進めていたエスパニョールは後半6分、相手の最終ライン裏に抜け出したFWルイス・ガルシアが今季初ゴールを右足で決めて先制。しかし終了間際に同点ゴールを許して、試合は終わった。
最後まで交代の声がかからなかった中村だが、「少しのプレッシャーも感じていない」とコメント。エスパニョールとスペインのサッカーに「適応中」としているが、開幕からリーグ戦9試合で結果を出せていないのは紛れもない事実だ。
スペイン国内では「日本代表で酷使されすぎ」という声も。岡田ジャパンは9日から10日間の日程で南アフリカ遠征を行う。岡田武史監督(53)は「来年のW杯まで海外組全員を招集できるチャンスは今年は今回が最後」ということで、5日に発表するメンバーの中に、中村を入れることを決めている。
このところ、日本代表でも精彩を欠いている中村。疲労が蓄積し、代表でもスペインでも結果を出せない悪循環。このまま、エスパニョールで完全なベンチウォーマーに成り下がれば、来年のW杯メンバー落ちという最悪の事態も現実味を帯びてくる。