サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は4日、各地で1次リーグ8試合を行い、F組の昨季王者、バルセロナは前節ホームで完敗したルビンと0−0の引き分け。勝ち点5にとどまり、1次リーグ突破に暗雲が垂れ込めてきた。同組のインテルはディナモキエフに2−1と逆転勝ちして首位に躍り出た。E組のリヨン、G組のセビリアのベスト16進出が決まった。
【万全の準備も勝利に結びつかず】
ルビンの本拠地、ロシア・カザンのチェントラルスタジアムの気温はマイナス4度。凍えるような寒さの中での試合は、序盤から70%以上のボール支配率で完全なバルセロナペース。
前半3分にFWイブラヒモビッチがGKと1対1になり、左から放ったシュートが右のポストを直撃してノーゴール。これが最後まで響いた。ルビンは10人で守る守備的布陣からカウンター攻撃をしかけ、決定機は90分間でわずか1度だったが引き分けに持ち込み、勝ち点1をゲットした。
バルセロナのグラウディオラ監督は「寒さは絶対に言い訳にしない」と挑んだ試合。スペイン・バルセロナの出発時の気温が21度だっただけにスーパースター軍団の体調管理が試合のカギとなった。チームのメディカル担当の「最低でも2日前にロシアに入り、食料はすべてバルセロナから持ち込むべき」という意見に従い、チャーター機でロシア入りしたが、勝利には結びつかなかった。
前節でバルセロナを破り、大健闘を見せるルビンのベルジエフ監督はロシアのメドベージェフ大統領から祝電をおくられるなど、ロシアでは時の人。数珠を握り、祈祷しながら指揮する姿もすっかりおなじみになった。
一方、バルセロナはルビンと並んで勝ち点5。最激戦区となったF組首位のインテル(勝ち点6)を追う立場となった。グラウディオラ監督は「グループリーグ残り2試合全勝しないといけない」と危機感たっぷりの表情だった。