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デジタル家電

液晶ディスプレイでいま注目のLEDバックライト! 搭載機種の売れ筋を探る

2009年10月20日(火)11時49分配信 BCN

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製品のベゼルに横一列に並んだLED(製品はLGによる展示会時のもの) [ 拡大 ]

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 デスクトップPCを購入する際、人によっては同じくらい悩みどころとなるのが液晶ディスプレイだろう。PCに比べてあまり買い換える機会がない分、慎重に選びたいもの。そんな液晶ディスプレイで、まだあまり一般的ではないが、薄型テレビではこのところ注目を集めているバックライトにLEDを採用したモデルが出てきている。「BCNランキング」でLEDバックライトを採用した液晶ディスプレイの売れ筋を探ってみた。

LEDバックライトの特徴とメリットとは


 液晶ディスプレイは、液晶パネルの裏側に光源があり、この光を液晶部で部分的に透過したり遮断したりすることで様々な映像を表示しており、この光源をバックライトと呼んでいる。

 現在、液晶ディスプレイのバックライトには蛍光管(CCFL)を使用するタイプが多いが、新たな光源として注目を集めているのが薄型テレビや家庭用の照明、信号機などにも採用されだしているLEDだ。LEDといえば、クリスマスツリーの電飾などでおなじみだが、ディスプレイに採用することでどういったメリットがあるのだろうか。

 まず、LEDはサイズは小さいが、1個あたりの明るさはそれほどでもない。そのため、蛍光管の代わりに液晶ディスプレイのバックライトとして利用するためには、LEDをたくさん並べることになる。しかし、小さなLEDが並ぶことで、1つのLEDごとに個別に発光量を調節できるので、コントラスト比や動画追従性の向上、消費電力の低下が期待できる。同時にディスプレイ自体の薄型化も図れるため、まさに一石二鳥の光源なのだ。

LGがぶっちぎりのシェアで市場をけん引


 09年9月の「BCNランキング」では、LEDバックライトを採用した液晶ディスプレイの中では、LGエレクトロニクスの「W2486L-PF」が69.4%という圧倒的なシェアで市場をリード。もちろん、まだ対象製品が少ないということもあるのだろうが、この人気はどこからきているのだろうか。

 「W2486L-PF」は、解像度1920×1080のフルハイビジョン表示に対応。バックライトには84個の白色LEDをベゼル下部に直列配置したエッジライト方式と呼ばれる形式を採用している。液晶パネル全体に均一に光を届けられるほか、部屋の明るさを感知して自動で輝度を調整する機能も備えている。そして、注目すべき点はその価格にある。

 先述のように、LEDバックライトは高画質化と同時に薄型化が図れるのだが、その分コストが高くなってしまうという難点がある。たとえば、「W2486L-PF」より1年も前に発売された3位のアップル「MB382J/A」の市場推定価格(以下、価格)は9万3100円で、5位のナナオ「EV2411W-HGY」が7万3500円。4位のキャストレード「CG-D8100TV-SV」の価格は1万7700円だが、8型というサイズを考えるとやはり割高だ。

 これを踏まえて「W2486L-PF」の価格を見ると、3万700円と非常に手ごろになっている。LGによれば、これには世界規模での量産体制と、液晶パネルにコストパフォーマンスが高いTN方式を採用したことが背景にあるという。ちなみに2位のSAMSUNG「XL2370」も3万円台と手ごろなモデルだが、発売時期が「W2486L-PF」に比べて2か月ほど遅い。LGが「W2486L-PF」をいち早く市場に投入したことが、人気の差につながっているのかもしれない。

今後の課題はさらなるコストダウンと市場の活性化か


 ちなみに、現在液晶ディスプレイのバックライトに採用されているLEDは、白色LEDと呼ばれるものだが、一口に白色といってもその再現方法にはいくつかある。たとえば、青色LEDを黄色の蛍光体で覆って白色を表現するやり方や、色の三原色である赤・青・黄のLEDを組み合わせる方法などがある。

 色再現性で勝るといわれるのは赤・青・黄タイプだが、今後の主流になってきそうなのはコストパフォーマンスが高い青色+黄色蛍光体タイプだといわれている。しかし、いくら価格帯が手ごろになってきたとはいえ、まだまだ同サイズの蛍光管モデルと比べると、高くなってしまうのは事実。現状は高画質・低消費電力といった付加価値をどこまで訴求できるかがポイントだろう。この点は今後のさらなるコストダウンと市場の盛り上がりに期待したい。

 その市場の勢いという面では、今月に入ってベンキュージャパンやNECディスプレイソリューションズといったメーカーもLEDバックライトモデルを投入してきたことで、徐々に活性化してきそうな状況。性能面では魅力的なだけに、価格とのバランスを見据えているユーザーにとっては、これからの商戦期が狙い目になるかもしれない。(BCN・山田五大)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで125品目を対象としています。

*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。

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