八ツ場ダムを巡る期待と課題
2009年9月10日(木)17時1分配信 ココログニュース
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大型公共事業の見直しを掲げる民主党がマニフェストに盛り込んでいた「八ツ場(やんば)ダム建設中止」について、各方面に動揺が広がっている。石原東京都知事が「工事中止なら分担金の返還を求める」と発言し、報道で大きく取り上げられたこともあり、「ほとんどできているのに止めるのはかえってムダ?」などの意見も出はじめている。
八ツ場ダムは1952年に建設計画が持ち上がった。当初反対していた住民は、長年月の中で紆余曲折を経て建設を認め、92年ごろから移転を開始。水没地区の約3分の2は移転を完了していると言う。今になって建設中止となれば、半世紀余りも翻弄された住民感情も大きく揺さぶられるだろう。彼らの生活再建や中止に伴うさまざまな支出も、膨大になると予想される。
しかし、ネットでは「お金がかかったとしても中止すべき」との声が大きいようだ。『Mugenの言いたい放題』のブロガーは、官僚が実行ありきで意図的にいい加減な計画を出すことや、着手したらミスがあっても修正しない悪習慣を止めてほしいのだと国民の声を代弁している。
ただし、これまでに苦労してきた住民への配慮は不可欠だ。『風花爺さんの2住生活』のブロガーが、住民を思う気持ちとムダを廃絶してほしい気持ちが錯綜し「知恵が全然浮かびません」とつづるように、着地点を見つけるのは難しいかもしれない。我々は期待も込めて、しっかり見守っていきたい。
(ぽこ)
■参考サイト
Mugenの言いたい放題
風花爺さんの2住生活