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テクノロジー総合

藤田晋社長「オリジナル」宣言 直後に「モノマネ」ツイッター

2009年10月23日(金)20時44分配信 J-CASTニュース

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藤田晋社長のブログエントリー [ 拡大 ]

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   サイバーエージェントが近く始めるツイッターの日本版「アメーバなう」が、波紋を呼んでいる。同社の藤田晋社長がブログで「オリジナルを創りだす」と宣言した直後に、2匹目のドジョウ狙いが明らかにされたからだ。これはどういうことなのか。

「自分の頭で考え、オリジナルを創りだす」

   アメーバブログなどを運営するIT企業のサイバーエージェントは2009年10月7日、こんな内容を盛り込んだ社内のミッションステートメントに改訂した。そして、藤田晋社長も自らのブログの21日付日記で、「それをマインド面で強く意識しなければなりません」と宣言して決意を明らかにしている。

「オリジナルを創りだす」と宣言していたが…

   ところがである。その翌22日に、日経IT Proがサイト記事で、同社が米ツイッターに似たサービスを、12月をメドに始めると報じた。それも、ツイッターではやっている「なう」から取って、「アメーバなう」という名前のミニブログだ。そして、藤田社長はこの日、「タイミングがわるいですが」という日記を更新し、ツイッターに似たサービスであることを認めた。「間が悪く大変お恥ずかしい」としながらも、「我々なりにアメーバユーザーの使いやすさを追及したサービスが出来てきた」と釈明している。

   とはいえ、ブログには、その伏線とも受け取れる書き込みがあった。

   21日の日記では、既存サービスを真似るのも条件付きで認めていたのだ。それは、真似ればショートカットできる場合と、思いつきだけの安直なアイデアの場合だ。後者は、サービス停止した「男の子牧場」を指すとも解釈できる。つまり、オリジナルを重んじるといっても、思いつきはよくなく、近道があればそれを積極的に利用せよということだ。

   その結果が、「アメーバなう」ということなのか。

   これに対し、サイバーエージェントのIR担当者は、その意図を否定。「アメーバなうに限らず、当社のサービス全体に言えることです」とした。ただ、アメーバなうが、「オリジナルを創りだす」というステートメントの精神に反する感は否めない。

本家と芸能人争奪戦

   ともかく、こんな2匹目のツイッターは、どのように本家と渡り合うつもりなのか。

   藤田晋社長のブログでは、ケータイなどを中心に、リテラシーが比較的低いユーザーを対象にしているようにも読める。また、日経IT Proの記事によると、芸能人の利用からフォロワーを引き出す戦略があるという。アメブロは芸能人など6000人ほどの著名人が利用しており、その1割が「アメーバなう」に参加する見通しというのだ。

   こうした点について、サイバーエージェントの担当者に聞くと、大筋でその意図を認めた。

「ツイッターは、リテラシーが高い人が利用していますが、そうでない人もアメーバのユーザーになっています。私どものユーザーにもつながる可能性があると考え、ミニブログを始めることにしました。芸能人については、今後変更の可能性がありますが、参加していただく企画段階にあります」

   米ツイッター本社は、毎日新聞の2009年10月21日付記事によると、日本でも著名人の認証アカウント制度を年内に始めるという。とすると、アメブロからの芸能人流出を阻止するのもミニブログの狙いなのか。これについて、担当者は「藤田は敵対することを望んでいません。伸びていく市場ですので、お互いに利益を享受できたらいいと考えています」と否定した。

   「Twitter社会論」を近く出版するメディアジャーナリストの津田大介さんは、「アメーバなう」についてこうみる。

「アメリカでは、ツイッターでの芸能人の発信が増えています。日本でもブームが本物になり、芸能人が流出する恐れがあるので参入したのでしょう。ツイッターには、ユーザー同士がコミュニケーションするSNSの機能がないのですが、アメブロにはそれがあります。アメーバなうにも、チャットを入れるなどして会話を楽しめるようにするのではないでしょうか。日本のツイッターは、ユーザーがまだ100〜200万人と一般に浸透していないので、アメーバなうが一般のユーザーを獲得する余地はあると思います」

   ただ、ミニブログは、短期間にアクセスが集中しやすいため、サービスを運営するのが難しい。その負担を技術的にどうクリアするのかが課題になるという。









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