医療のIT・デジタル化は画像診断と電子カルテがキモ
2009年9月13日(日)11時0分配信 R25
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これだけ、世の中にデジタルグッズがあふれているのだから、医療現場のデジタル化が進んでいても不思議ではないのだが、あまり病院に行かないだけに「レントゲンがデジタル!」とビックリした。
医療現場におけるIT・デジタルはどう進化しているのか。『日経メディカル』の千田敏之編集長に話を聞いた。
「実は、医療分野のデジタル化は、20年以上前から始まっています。医療機器には最先端の技術が導入されるので、比較的早かったんですよ。例えばCTは、体の周囲にX線を回転させながら照射して、それをコンピューターで計算して輪切り状の断面画像にします。これは1970年代後半から存在していますね。最近はX 線ではなく、核磁気共鳴現象を測定して画像化するMRIも断層撮影のもう一つの技術として一般化しています。CTもMRIもパソコンの処理速度も格段に上がったことで、心臓や大腸を瞬時に立体像として表示することができるようになりました」
この技術により、心臓カテーテルや大腸内視鏡のように直接体内に入れる器具を使わずとも、検査できるケースが出てきたとのこと。
「デジタル化の大きなメリットの一つは、患者の体に負担をかけずに病状を調べることができるようになったこと。もう一つは、デジタルデータにすることで、保存や共有が簡単になったことですね」
撮影したデジタルデータは、アナログ写真のようにかさばることもなければ、経年劣化もない(希にエラーによるデータ破損の可能性はある)。また、専門病院への転院などのときにも情報共有が簡単で、地域医療の充実にも一役買っているのだとか。
「撮影したデータを大きな病院にすぐに送って診断してもらうことができるので、遠隔地医療などでも役に立っています。これらの連携をさらに加速させるのが電子カルテです」
電子カルテとは、病状や経過などを記したカルテをパソコンで管理するシステム。撮影したデジタルデータのレントゲン写真やCT画像なども一緒に管理できる。
「まだ一般的ではありませんが、開示可能なデータをネットワーク上にアップして、患者本人が自宅などからアクセスして診療情報を見ることができるサービスを提供する医療機関も登場しています」
医療現場における2大IT・デジタルは、画像診断の進化と電子カルテによる地域・病院間での連携の進化とのこと。
将来的には、飲み込むときにオエッとなる胃カメラや、お尻丸だしで肛門からカメラを入れる大腸内視鏡を使わなくても検査ができて、そのデータを全国、全世界の病院ですぐに見ることができる世の中になるのかもしれないな。
(R25編集部)
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