リアル「ミクロの決死圏」が実現!?カプセル・カメラが腸内をすみずみまで撮影
2009年9月10日(木)11時0分配信 R25
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オリンパスメディカルシステムズが、日本メーカーで初めて、国内での小腸用カプセル型内視鏡の製造販売承認を受けたというものだ。
カプセル型内視鏡とはその名の通り、カプセルタイプの内視鏡。外観は風邪薬やサプリなどのカプセル剤そのものだが、飲み込むだけで小腸の写真を撮ってくれるとのこと。
写真を撮るということは、当然カメラもライトもついているはず。でも、詳しい仕組みがよくわからない。ということでオリンパスへ実物を見せてもらいに行ってきた。
「大きさは外径11mm、長さ26mm。自動調光が可能な6つのLED照明に高解像度CCD、バッテリーと無線送信装置を搭載しています。動力はなく、蠕動(ぜんどう)運動を利用して小腸内を移動して撮影を行います。最大のメリットは、カプセルを飲み込むだけなので、管状の通常内視鏡を使うよりも、患者さんにとって体への負担が少ないということです。カプセルを飲み込んで1〜2時間後には、普通に日常生活を送れますよ」(オリンパス 広報担当 村上晋一郎さん)
蠕動運動を利用って、それだと撮り逃してしまう個所が出てくるような。
「カメラの視野角が145度と超広角なんです。加えて、蠕動(ぜんどう)運動でカプセルがゆっくりと前進、後退を繰り返して移動しながら1秒間に2枚のスピードで撮影しています。ご使用いただいている先生方からは撮り逃しはほとんどないとのご評価を頂いています。最終的には、約8時間かけて約6万枚の写真を撮ることになりますね」
6万枚の画像って、この小さいカプセルの中に、そんな容量の記憶メモリが?
「いいえ、画像を記録するのはカプセルではありません。患者さんには受信装置を身につけてもらい、カプセル本体から無線で飛ばした画像データを蓄積させていきます。蓄積された画像データは、専用のソフトを使って専門医が解析します」
ちなみにこのソフト、約6万枚の写真を効率的に、かつ正確に見るために、前画像に対して違いが大きい画像だけを一覧表示したり、出血部の赤色を検知して表示するなどの機能があるのだとか。
「現在は患部を見つけるだけですが、将来的にはカプセル型内視鏡で治療までできるように研究をしています」
もしかすると、カプセルにアームがついて、そのアームが患部の切除を行うなんて、『ミクロの決死圏』的な医療を受けられる日も遠くないのかも。
最後に、みんな気になっているであろう事実を直撃。飲み込んだカプセル型内視鏡は、最終的には便とともに排泄されるのだが、再利用されるのだろうか?
「よく聞かれるのですが、カプセル型内視鏡は使い捨てです。回収キットがあるので、それを使いトイレで回収します。作り方によっては、部品交換や完全滅菌もできると思いますが、やはり次に飲む人の気持ちの問題もあるでしょうし…」
なんだかもったいない気もするけれど、これで安心して検査が受けられそうだ。
(R25編集部)
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