刑期43年の老人、出所嫌がる
2009年10月28日(水)11時1分配信 ココログニュース
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刑期満了を迎えた中国の男性が、監獄を出たくないと泣き出して地元メディアでニュースになった。この男性は今年86歳になる河南省の孫さん。通算5度の罪を犯し、43年間にわたる監獄暮らしをしてきたという。
孫さんは、服役期間通算43年の大ベテラン。1954年に盗みを働き懲役1年、64年に2度目の盗みで無期懲役、85年に仮釈放されたが、88年には3度目の盗みで懲役8年。再び仮釈放された93年に4度目の盗みで懲役10年、病気による一時出所中の96年に強姦事件で懲役17年の判決を受け、現在まで服役していた。これだけのキャリアにもかかわらず、服役中の態度が良いということで減刑を受け、晴れて10月24日に刑期満了となった。
しかし、孫さんにとって刑期満了はありがたくはなかったようで、「俺は出ていかないよ!身寄りがないからのたれ死んじまう!」と職員に泣いてすがったという。たとえ監獄でも43年もいれば居心地も良くなるのだろうか。高血圧による脳血栓の後遺症で用便も不自由になっており、「娑婆=死」と思ったようである。見かねた警察は出所後の養老院入居まで面倒を見ることにしたようで、話を聞いた孫さんは、今度はうれし泣きしたという。
これが中国政府が目指す「和諧社会」の一部分のようだ。
(やながわ)
■参考サイト
騰訊網の記事(中国語)