アスペラトゥス雲、新種の雲か?
2009年6月4日(木)12時35分配信 ナショナルジオグラフィック
アメリカのアイオワ州シーダーラピッズを写した一枚の写真。荒海を逆さにしたような雲は、1951年以来初となる雲の新種かもしれない。少なくとも、雲を愛でる会(Cloud Appreciation Society)の創設者ギャヴィン・プレイター=ピニー氏はそう期待している。Photograph courtesy Jane Wiggins [ 拡大 ]
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イギリスに住むプレイター・ピニー氏は雲好きが高じて、変わった雲や美しい雲の写真を2005年から集め始めた。この写真も同氏のコレクションの1つだ。
この奇妙な雲を世界気象機関(WMO)に気象分類上の新種として認定してもらうため、同氏は数カ月前に申請の準備を始めた。WMOは国連の専門機関の1つであり、雲の分類も行っている。
下から眺めた様子が波立つ海面に似ているため、プレイター・ピニー氏は著名なフランス人海洋学者の名前を借りて「ジャック・クストー雲」と呼んでいる。しかしこれは一種のジョークであって、正式名には、ラテン語で「荒れ狂った波」を意味する学名「Undulus asperatus」を提案している。通称「アスペラトゥス雲」とも呼ばれている。同氏は近々、『Cloud Collector's Handbook(雲の楽しみ方ハンドブック)』という新著を上梓する予定だ。
このような目に留まりやすい雲がこれまで認知されてこなかった理由について、プレイター・ピニー氏はその“希少性”を挙げている。また、最近になってこの雲が認識されるようになったのは、コンパクトなデジタルカメラの普及が背景にあるとした。「技術が進歩すると、新しい視点で空を見ることができる」と同氏はコメントしている。
Christine Dell'Amore for National Geographic News
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