月と星が織り成す天文ショー、今週末
2009年6月19日(金)17時4分配信 ナショナルジオグラフィック
2009年6月19〜22日、夜明け前の空で、月が惑星や星団に次々と接近する天文ショーが見られそうだ。このショーは天候さえ許せばイラストのように展開される(アメリカから観測した場合)。肉眼でも簡単に楽しめるイベントになるという。Sky chart courtesy StarDate Online/University of Texas at Austin McDonald Observatory [ 拡大 ]
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天体同士が見かけ上、近い位置に寄る現象を「合」(ごう)という。天文学者によれば“合”が連続するのはよくあることで、特に今回は望遠鏡や双眼鏡を使わなくても簡単に観測できる。
ロサンゼルスにあるグリフィス天文台のアンソニー・クック氏は次のように話す。「月が惑星や星などの天体とランデブーする。夜明け前の1時間ほどが晴天で、東から東北東の地平線付近の低い位置に障害物がなければ誰でも楽しめるだろう」。
この天文ショーは19日から世界各地で観察できる。初日は、月齢26の細い三日月が“明けの明星”金星と暗赤色の火星に接近する。
金星と火星もその間隔がわずか2度という“合”を形成する。満月を4個並べた程度の距離まで接近して見えるのである。
20日には、月がプレアデス星団(昴、すばる)の右側にとどまる。プレアデス星団は地球から400光年先にある星々の集まりである。日本では21日の午前3時ごろ、月のすぐ右下にプレアデス星団が見える。
前出のクック氏によると、「この魅力的な組み合わせをしっかりと見るには双眼鏡を使って観測すると良い。プレアデス星団を楽しむコツはまだ空が暗い内に見つけることだ」という。
そしてショーも終盤を迎える夏至の21日には、東の地平線すれすれに位置する月が、その右下にうっすらと輝く水星と接近する。日本では22日午前4時ごろ、やはり地平線ぎりぎりにある月の右に水星が見られる。
「水星は夜明けの光に隠れてしまうので見つけにくい惑星なのだが、この日のように細い月を探して目印にできれば、簡単に見つけられるだろう」と同氏は述べている。
Andrew Fazekas for National Geographic News
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