北米で最小の恐竜、極小チワワ並み
2009年10月22日(木)17時32分配信 ナショナルジオグラフィック
カリフォルニア州ロサンゼルス郡の自然史博物館に展示されているティラノサウルス・レックス(T・レックス)の頭骨の手前に置かれた北米最小の恐竜、フリタデンス・ハーガロルム(Fruitadens haagarorum)の復元模型。 体長は尾の先まで含めてわずか70センチ、体重は1キロにも満たない体で身軽に動き回る恐竜だったと考えられている。1億5000万年ほど前のジュラ紀にブラキオサウルスなどの大型の草食恐竜やアロサウルスなどの肉食恐竜の足下を駆け回っていたという。Photograph by Reed Saxon, AP [ 拡大 ]
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写真は、カリフォルニア州ロサンゼルス郡の自然史博物館に展示されているティラノサウルス・レックス(T・レックス)の頭骨の手前に置かれた北米最小の恐竜、フリタデンス・ハーガロルム(Fruitadens haagarorum)の復元模型。体長は尾の先まで含めてわずか70センチ、体重は1キロにも満たない体で身軽に動き回る恐竜だったと考えられている。1億5000万年ほど前のジュラ紀にブラキオサウルスなどの大型の草食恐竜やアロサウルスなどの肉食恐竜の足下を駆け回っていたのだろう。
フリタデンス・ハーガロルムについては、1970年代にコロラド州で4体に相当する頭骨、脊椎骨、前足、後足の骨の一部が発見され、これまで同自然史博物館に保管されていた。
しかし最近になり、後ろ足の骨の化石を分析したところ、この恐竜が新種であるばかりか、最も大きな標本が成体のものであることがわかった。この発見は、2008年に確認されたニワトリサイズの恐竜アルベルトニクス・ボレアリスを、北米大陸最小の恐竜の座から引きずり降ろすことになった。
「Proceedings of the Royal Society B」10月21日号に掲載された研究によると、フリタデンス・ハーガロルムの歯は、顎の前部に人間の犬歯のような歯、頬部に臼状の歯という、爬虫類にしては変わった組み合わせの生え方をしているという。このような歯の配列と小型の骨格から、フリタデンス・ハーガロルムは、植物や卵、昆虫を食べていたと考えられる。
フリタデンス・ハーガロルムの骨が発見されたのは、コロラド州フルータの古生物化石が多数見つかっている区域である。「これまでさんざん研究されつくされてきた場所で、このように予想もしなかった標本を発見できたということは、注目に値する化石が今後も発見される可能性があることだ」と、研究を率いたドイツのミュンヘン古生物博物館バイエルン州立コレクションのリチャード・バトラー氏は話している。「恐竜が生息していた頃の生態系に、これほどの多様性があったのならば、今もどんな思いがけない動物が私たち人間に発見されるのを待っているか、誰にもわからない」。
Christine Dell'Amore for National Geographic News
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