生き返る動物:ネズミと硫化水素
2009年10月29日(木)17時54分配信 ナショナルジオグラフィック
マサチューセッツ総合病院の研究者チームが2008年に、実験用マウスの酸素吸入量を制限し硫化水素を少量投与するという実験を行った。腐った卵のような臭気を放つ硫化水素は、約2億5000万年前に起こった生物の大量絶滅の原因とみられている有毒ガスである(写真のマウスは実験とは無関係)。 するとマウスの代謝機能はほぼ停止したが、内臓は酸素不足によるダメージを受けなかったことがわかった。細胞の酸素消費量を低下させ、仮死状態を誘導する硫化水素の作用だと考えられる。この実験結果がそのままヒトに応用できるかどうかはわからないが、「外傷を受けた後など、酸素供給が制限される場合に臓器機能を維持するのに役立つかもしれない」と研究者らは話している。Photograph by Brooke Whatnall, National Geographic Stock [ 拡大 ]
-PR-
マサチューセッツ総合病院の研究者チームが2008年に、実験用マウスの酸素吸入量を制限し硫化水素を少量投与するという実験を行った。腐った卵のような臭気を放つ硫化水素は、約2億5000万年前に起こった生物の大量絶滅の原因とみられている有毒ガスである(写真のマウスは実験とは無関係)。
するとマウスの代謝機能はほぼ停止したが、内臓は酸素不足によるダメージを受けなかったことがわかった。細胞の酸素消費量を低下させ、仮死状態を誘導する硫化水素の作用だと考えられる。この実験結果がそのままヒトに応用できるかどうかはわからないが、「外傷を受けた後など、酸素供給が制限される場合に臓器機能を維持するのに役立つかもしれない」と研究者らは話している。
National Geographic News
「サメ」の写真はこちら »
■ 関連コンテンツ
・生き返る動物:アメリカアカガエル
・生き返る動物:瞬間冷凍ロブスター
・冷凍マウス、16年後にクローンで再生
・遺伝子操作でマウスの乳が母乳に?
・脊髄損傷に新治療法:青いラット
ナショナルジオグラフィック 動物最新ニュースはこちら »