生体模倣ロボット:ナイフフィッシュ
2009年11月2日(月)12時20分配信 ナショナルジオグラフィック
水中を魚が泳いでいるように見えても、本物とは限らない。例えばイギリスのバース大学で開発されたこの“ジムノボット”(Gymnobot)は、アマゾン川に生息するナイフフィッシュをモデルに作られている。「推進機構にプロペラを使った従来の魚型ロボットは、回路基板を収めるスペースが限られていた」と、バース大学のジムノボット開発者ウィリアム・メギール氏は話す。 そこで同氏らの研究チームはナイフフィッシュの体の構造を参考に、カメラなどの電子機器を収容しやすいロボットを開発した。ナイフフィッシュは、水中の電流を感じ取って常に体をまっすぐに保っている。ジムノボットの設計にもこの習性を取り入れ、体は一切動かさず、腹部に付いている薄く細長い“ヒレ”だけで泳ぐ仕組みを採用したのである。Photograph courtesy Nic Delves-Broughton, University of Bath [ 拡大 ]
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水生動物の体型や動作を模したロボット開発は、いまや世界中で行われている。無骨な形状をした従来型のロボットより、自然界からヒントを得る生体模倣技術(バイオミメティクス)を導入した方がエネルギー効率に優れているためだ。
「推進機構にプロペラを使った従来の魚型ロボットは、回路基板を収めるスペースが限られていた」と、バース大学のジムノボット開発者ウィリアム・メギール氏は話す。
そこで同氏らの研究チームはナイフフィッシュの体の構造を参考に、カメラなどの電子機器を収容しやすいロボットを開発した。ナイフフィッシュは、水中の電流を感じ取って常に体をまっすぐに保っている。ジムノボットの設計にもこの習性を取り入れ、体は一切動かさず、腹部に付いている薄く細長い“ヒレ”だけで泳ぐ仕組みを採用したのである。
研究チームは、このロボットを海岸付近に生息する海洋生物の研究に役立てたいと考えている。プロペラがないため、浅瀬で堆積物を巻き上げたり、海草が絡まったりする心配がないからだ。
Rachel Kaufman for National Geographic News
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