【ニューデリー=田北真樹子】7日に予定されるアフガニスタン大統領選の決選投票で、現職のカルザイ大統領と戦うアブドラ元外相が、決選投票をボイコットする見通しが強まっている。選管スポークスマンはAP通信に対し、アブドラ氏が決選投票をボイコットしても、「投票は予定通り行われる」と述べた。アブドラ氏は1日、会見で決選投票に参加するか否かを発表する。
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■きょう態度表明
フランス通信(AFP)によると、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを訪問中のクリントン米国務長官は10月31日、アブドラ氏が決選投票から撤退しても、「選挙の合法性が損なわれることはない」との認識を示した。
アブドラ氏は決選投票の実施条件として、8月20日の第1回投票で横行した不正を防ぐために、カルザイ氏寄りとされるロディン選挙管理委員長の解任などをカルザイ氏に要求。10月31日に回答期限を設定した。
カルザイ氏はアブドラ氏の要求を拒否したが、両陣営の間ではここ数日間、連立政権の樹立などをめぐって協議が行われていたもようだ。米CNNテレビによると、その協議も同30日に決裂したことから、アブドラ氏がボイコットする可能性が高まったという。
ハリルザド元駐アフガン米大使は同日、CNNに対し、アブドラ氏の選挙資金が不足し、敗北する可能性が高いため、選挙戦を撤退するのではないかとの見方を示した。
決選投票では、最大民族パシュトゥン人のカルザイ氏の勝利が確実視されている。ただ、アブドラ氏が参加を拒否した形での決選投票でカルザイ氏が当選しても、その正統性をめぐって、新たな議論が国内外で起こりかねない。