安倍・麻生コンビ「縁故主義ムキ出し」演説 都議選応援で身内びいきの本性モロ見え【7.4首都決戦攻防】

安倍・麻生コンビ「縁故主義ムキ出し」演説 都議選応援で身内びいきの本性モロ見え【7.4首都決戦攻防】

長期政権「身内びいき」の凝縮(30日、自民党小磯候補の応援演説をする安倍前首相)/(C)日刊ゲンダイ

 長期政権の「身内びいき」を凝縮した内容だった。30日、都議選(4日投開票)の自民候補の応援に駆け付けた安倍前首相と麻生財務相。両者の演説はまさに縁故主義ムキ出し。

「4年前の都議選でわが党は惨敗、総裁だった私に責任がある」――。多摩市の聖蹟桜ケ丘駅(南多摩選挙区)でマイクを握った安倍前首相は冒頭に謝罪。同選挙区の小礒明候補は4年前に敗れ去った元職だ。安倍前首相は体調悪化で第1次政権を放り出したことに触れ、小礒氏とのエピソードを次のように語った。

「私が総理を辞めた後、もっとも厳しい時に私のところに訪ねてきてくれて『もう一回頑張ってよ』『再起してよ』、こうやって励ましてくれたんです」

 安倍前首相にすれば小礒氏はつらい時にエールをくれた“友”。「小礒氏が個人的にやりとりをして(安倍前首相に)来ていただいた」(小礒陣営スタッフ)という。30日に応援に回った4カ所とも締めは「元恋人も探し出して投票箱に足を運んでいただきたい」とお決まりの“鉄板ネタ”。同じフレーズを延々と繰り返すのも、安倍流だ。

麻生氏は「つながっていることが大事」を強調

 墨田区の川松真一朗候補を応援した麻生氏も縁故が理由。都ファをやり玉に挙げ「国と都、区がつながって初めていろんなものが成り立つんじゃないの?」と嫌みを放つと、「つながっていることが大事」と何度も強調。川松氏との関係をこう明かした。

「たまたま(川松氏の)仲人が麻生派の事務総長をやっていた。(川松氏を)全然知らない時に『応援しろ』と言われたのが8年前。話が通じて、いよいよ困ったら、その仲人を通じて麻生のところに話を持っていけば話が通じる。そらぁ(都議として)自信があるだろ」

 まるで「力のないやつぁ、俺んとこへ来い」。“身内びいき”を裏返せば“敵”は徹底的に冷遇。前回、安倍前首相が「こんな人たち」と暴言を吐いたのも、それ。麻生氏が急きょ入院した小池都知事に「自分でまいた種」と言い放ち、炎上したのもうなずける。川松陣営の関係者は「来てくれるのはありがたいけど、ヒヤヒヤしながら聞いていた」という。

 もはや「寛容な保守」は死語だ。

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