都民ファ除名では収まらず!木下富美子議員の無免許事故隠蔽で辞職圧力強まり、小池都政に暗雲

都民ファ除名では収まらず!木下富美子議員の無免許事故隠蔽で辞職圧力強まり、小池都政に暗雲

「自分を律する」じゃ済まない(木下富美子都議)/(C)日刊ゲンダイ

 好事魔多しか、身から出たサビか。下馬評を覆し、都議選で31議席を獲得した「都民ファーストの会」。ひと息ついたところに、公認で再選した木下富美子都議(54=板橋区、定数5)の無免許運転と人身事故が発覚した。慌てた都ファは木下氏を切り捨てたが、世論も議会も収まりそうにない。

 木下氏は小池知事が立ち上げた「希望の塾」出身のチルドレンだ。問題の事故は選挙戦終盤の2日午前に発生。木下氏の運転する車が交差点で別の車と衝突し、運転していた男性と妻がケガをした。事故を公表しなかった木下氏はラストサタデーに小池知事の電撃訪問を受けて風に乗り、3位当選。警視庁は道交法違反(無免許運転)や自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いがあるとみて捜査している。

 マスコミの取材に対し、木下氏は免停中の事故だと認めたものの、「2日が免停期間の最終日で終わっていると思った」「大きな事故ではまったくない」などと釈明。都ファも当初、党員資格停止でお茶を濁そうとしたが、木下氏のウソが次々に明らかになり、除名処分にした。選挙中の運転がたびたび目撃されていたほか、地元区議が隠蔽を告発。「今回の事故で免許停止になったため、運転出来る人を警察署に送ってほしい」と木下氏から連絡を受けたという。

「木下議員の免停期間は150日間で、2月ごろに処分を食らったとの情報もある。ですが、いつも自分で運転して議会入りしていました」(都議会関係者)

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士はこう言う。

「無免許運転の刑事罰は3年以下の懲役または50万円以下の罰金ですが、初犯であれば罰金刑で済む可能性がある。もっとも、人身事故の過失も加わりますので、被害者のケガの程度や示談の成否が判断を左右します。被害者の加療期間が1週間ほどで、処罰感情が強くなければ示談金は50万〜100万円が相場。加療が2週間以上に及べば懲役刑もあり得ます」

■自民次点が繰り上げ

 地元では「選挙に出る資格なし」「潔く辞職しろ」などと批判が渦巻いている。自民党も黙っちゃいない。木下氏が3カ月以内に辞職すれば、公認した次点の元職が繰り上げ当選するからだ。

「選挙中に木下氏の事故が表に出ていれば、全体の流れも違っていたかもしれない。都ファ執行部は本当に把握していなかったのかどうか」(自民関係者)

 6年目に差し掛かる小池都政に新たな暗雲だ。

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