菅首相の「9月退陣&五輪花道論」が再燃! 8月上旬の世論調査がトドメに

菅首相の「9月退陣&五輪花道論」が再燃! 8月上旬の世論調査がトドメに

8月の世論調査がとどめに(菅首相)/(C)日刊ゲンダイ

 菅首相の「9月退陣」「五輪花道論」が、再燃している。あまりの不人気ぶりに自民党内から“菅首相が選挙の顔では戦えない”の声が強まっているためだ。

 菅首相の党総裁任期は9月30日まで。衆院議員の任期は10月21日までだ。首相周辺の再選シナリオは、9月5日の東京パラリンピックの閉幕直後に解散総選挙を行い、過半数を維持した後、総裁選を無投票で乗り切るというもの。敗北リスクの高い総裁選は、総選挙に勝利した後にやるという戦略だ。

 ところが、麻生財務相は18日、党所属議員に送ったビデオメッセージで、「9月はまだコロナ騒ぎがつづいているだろうから、10月選挙になる可能性が高い」と予告してみせた。パラリンピックが終わった直後に解散――という菅シナリオを否定した形だ。

「麻生さんは“総裁選をやってから総選挙をやるべきだ”と語ったわけではありません。でも、9月はまだ新型コロナ感染が収束していない可能性が高く、とてもじゃないが解散は打てない、というのが党内のコンセンサスになりつつある。結果的に、菅シナリオは消えたとみられています」(自民党関係者)

■立憲・枝野代表にも負けた

 秋に総選挙を控える自民党議員は、先週末の世論調査に衝撃を受けたという。「菅首相にいつまで総理をつづけて欲しいか」という時事通信の調査では、「9月末の総裁任期まで」が49.4%、「早く辞めて欲しい」が17.3%だった。6割以上が“9月末までの辞任”を要求している。さらに、「次の首相にふさわしい人物」では、わずか3.9%の支持しかなく6位だった。5位の枝野幸男氏(5.0%)にも負けていた。あの調査結果に、自民党議員は“菅首相のままだと選挙に負ける”と震えあがったという。

「いまだに菅首相は、“五輪が始まれば世論の空気は変わる”“ワクチンが行き渡れば支持率はアップする”と期待しています。でも、どちらも不発に終わりかねない。オリンピックは開幕直前までゴタゴタつづきで国民は呆れている。ワクチンにしても、71%が“接種の進捗が遅い”と答えています。やはりワクチンが足りなくなり、自治体や職域接種のハシゴを外したのが響いているのだと思う。多少、接種回数が増えても支持率はアップしないでしょう」(政界関係者)

 五輪が終わる8月上旬に、大手マスコミの世論調査が実施される。五輪をやっても支持率がアップしなかったら、“菅降ろし”が動き出す可能性がある。

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