石破茂氏が自民総裁選出馬を示唆も…「5度目の正直」には“いばらの道”が

【総裁選】石破茂氏の動向に注目 "5度目の正直"逃せば政治生命は絶たれるも同然とも

記事まとめ

  • 自民党の石破茂元幹事長が、総裁選出馬を検討する考えを示唆し、動向に注目が集まる
  • 自派だけでは立候補に必要な推薦人20人に及ばず、出馬にこぎ着けても議員票が壁とも
  • 総裁選出馬は麻生氏の4度が最多で、石破氏が「5度目の正直」を逃せば政治生命の危機か

石破茂氏が自民総裁選出馬を示唆も…「5度目の正直」には“いばらの道”が

石破茂氏が自民総裁選出馬を示唆も…「5度目の正直」には“いばらの道”が

いよいよ出馬への条件は整ったが…(C)日刊ゲンダイ

「臨時国会が開かれないなら、志ある方と相談し、自分はどうすべきかを判断したい」

 選挙区の鳥取県倉吉市内の講演で28日、そう語った自民党の石破茂元幹事長。強く主張してきた国会召集が見送られれば、9月の党総裁選出馬を検討する考えを示唆したが、政府・与党は30日、総裁選前の召集を見送る方針を固めた。いよいよ、出馬への条件は整ったわけで、改めて石破氏の態度に注目が集まる。

「世論調査では『次の首相候補』として依然、人気は高い。地方の党員や若手議員から『今の自民党を救えるのはアナタしかいない』などと持ち上げられ、本人もその気になっているようです」(自民党関係者)

 今こそ国会を召集し、与野党協調して総裁選よりもコロナ対策に注力せよ――。正論を唱え続けても「総裁選に出るの? 出ないの?」「煮え切らない」と言われてしまうのが、この人の人望のなさか。出馬の意思を固めても、いばらの道が待っている。

■逃せば政治生命を絶たれるも同然

 惨敗した昨年の総裁選で獲得した国会議員票は、たった26票。当時の自派閥議員数から7人しか上積みできなかった。会長辞任後は派閥を離れる議員が相次ぎ、もはや自派だけでは立候補に必要な「推薦人20人」には遠く及ばない。

「他派閥に支援を働きかけても『無理』という冷たい反応ばかり。仮に出馬にこぎ着けても、今回は国会議員票と党員票が同じ383票で比重は変わらない。このまま、3人以上が出馬すれば1回目の投票で、いくら党員票を300票ほど集めて圧倒しても、議員票が壁となり、どう計算しても過半数に届かない。決選投票になれば、議員投票で再び大敗しかねません」(前出の自民党関係者)

 その上、長い自民党史でも総裁の座を射止めるまでに要した総裁選の出馬回数は麻生元首相の4度が最多。それを上回る「5度目の正直」を逃せば、石破氏の政治生命は絶たれるも同然だ。とはいえ、それは正論が通じない自民党のどうしようもなさでもある。高校時代から48年のファン歴を誇るなら、キャンディーズのヒット曲を今こそ思い出しながら熟考した方がいい。その気にさせないで〜♪

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