日本維新の会に急接近でゴタゴタ…国民民主党のくだらない睨み合い

日本維新の会に急接近でゴタゴタ…国民民主党のくだらない睨み合い

選挙が巡ってくる度に…(国民民主の前原誠司代表代行)/(C)日刊ゲンダイ

【それでもバカとは戦え】

 選挙のたびに野党分断工作で活躍する国民民主党の前原誠司が、またいろいろやらかした。本当にアホなのか、アホのふりをしているのかは不明だが、日本維新の会と国民民主の関係がこじれるなら、今回はいい方向に作用したのかもしれない。

 経緯を説明する。4月20日、維新と国民民主は次期参院選における相互推薦の合意文書に調印。国民民主は京都選挙区で維新公認候補を推薦し、維新は静岡選挙区で国民民主推薦候補を推薦するという取引だ。選挙対策委員長でもある前原と維新共同代表の馬場伸幸らが署名した合意文書には、それ以外にも「企業団体献金の禁止」や「政権交代の実現」といった内容も盛り込まれていたが、これが問題の火種になる。

 その部分は党内の了承を得ていなかったため、「維新との全体的な連携につながる表現だ」と異論が噴出。要するに、維新にのめり込んだ前原が合意文書を勝手につくったのだ。結局、前原は「(党の了承を得なかった内容を記載したのは)早計だった」とミスを認めた。

 一方、自民党に接近中で、連合傘下の産業別労働組合から「維新と政権交代を目指すなら、連合として参院選は支援できない」と念を押されている国民民主代表の玉木雄一郎は焦ったようだ。

 国民民主は維新に合意文書の修正を打診したが、維新は修正協議には応じず、松井一郎は「(合意が)反故にされるなら一緒には戦えない」と言い出し、結局白紙になった。

 くだらない。自民や連合に媚びる玉木と維新に媚びる前原が睨み合っているだけ。

 前原の見識のなさは昔から定評がある。2014年6月、前原は橋下徹との将来的な合流について「(確率は)100%」と発言。「大阪都構想」という名の大阪市解体のスキームについては、「我々の考えとほぼ同じ方向性だ」と評価。

 20年6月には維新の馬場らと「新しい国のかたち(分権2.0)協議会」を立ち上げた。「あたらしい公共」などと言っていたが、その「公共」を破壊してきたのが維新ではないか。今回の選挙協力についても「中道保守」の改革勢力をまとめるために必要だと言っていたが、維新が保守? 前提がおかしいから前原の行動も支離滅裂になる。ちなみに前原はまだ60歳だ。ボケるには早すぎないか?

(適菜収/作家)

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