「終わったら…」って言うけどさ、二階オジキの見解は逆なんじゃないか?(室井佑月)


(世論と逆行…(自民党の二階元幹事長)/(C)日刊ゲンダイ)

【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」】

「終わったら反対していた人たちも、必ず良かったと思うはず。日本人なら」(二階俊博・自民党元幹事長)

 これは16日、CS番組の収録で、安倍元首相の国葬について二階さんが述べた言葉。この言葉、確か東京五輪でもいわれた。でも、そういってた人に逮捕者まで出ちゃってるわ〜。

 16日の『FNNプライムオンライン』によると、二階氏はこのほかにも、

「みんな黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」「欠席する人は、後々、長く反省するだろう。欠席しようがしまいが、国葬には関係ない。世の中にあまり賢くないということを印象づけるだけだ。選挙で取り戻すのは大変だぞ」

 とも述べたという。

 日本人なら、賢いなら。選挙大変だぞ。これは自分らに同意しない者や、欠席する野党に対するゆるやかな恫喝ってやつ。古いヤ◯ザ映画のセリフのようだ。似合いますなぁ、二階さん。

「賢いならなにをすればいいのかわかってるよのう、おぬし」

 の後に飲み込んだ言葉は、やっぱ、

「ワレェ、うちと戦争したいんか」

 かいな?

 ま、そんなことはどうでもいい。国葬に欠席した人は、あまり賢くないという印象を受け選挙で取り戻すのは大変だ、という二階オジキの見解。逆なんじゃないか。国葬いい出しっぺの首相は、「なんてことをしでかしたんだ」と今、頭を抱えていると思われ。

 だってさ、賃金は上がらない、物価は上がる。大勢の暮らしが大変になってんじゃん。

 反対者多数の中で押し切る国葬。税金でやるわけで、豪勢なものでも、しょぼいものでも文句はいわれよう。海外の要人参加の少なさから、この国の立ち位置がバレちまうしな。国内ではウケ狙いで良いことばっかいってきたのに。

 おお、そうだ。時代の流れについてけないオジキ、これもヤ◯ザ映画あるある、ですな。

(室井佑月/作家)

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