ロ朝が初の首脳会談 安倍政権だけ6カ国協議から“カヤの外”

ロ朝が初の首脳会談 安倍政権だけ6カ国協議から“カヤの外”

(左から)金正恩朝鮮労働党委員=ロイター/KCNA、プーチン露大統領=ロイター

ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が24日にも、ロシア・ウラジオストクで初の首脳会談に臨む。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は先週19日、ロ朝会談のテーマについて、「2国間関係の発展、次に(北朝鮮の)非核化問題と地域協力だ」と説明。2月末の米朝首脳会談が物別れに終わり、非核化や制裁解除を巡り、米朝の応酬は激化。正恩がプーチンを後ろ盾に、米政権の制裁解除を狙おうとしているのは明白だ。元外交官の天木直人氏はこう言う。

「ペスコフ氏がわざわざ『次に』と発言したのは、非核化より経済協力の強化を優先させるべきとの意思の表れでしょう。加えて、ロシア、北朝鮮ともに経済協力で中国との距離を縮めている。習近平が掲げる一帯一路への参加まで言及すれば、『非核化』議論は吹き飛びかねません。先の見えない非核化論争より、トランプが経済協力という“アメ”に飛びつかざるを得ない状況を、ロ朝でつくることを狙っているのでしょう」

 結局、北朝鮮の核問題について話し合う6カ国協議が2003年に発足して以降、日本以外のすべての国が北との首脳会談を実現させた格好だ。

「米国の制裁解除を望む北にとって重要なのは、後ろ盾となるロシアや中国などであって、日本は視野にないでしょう。日本との首脳会談は北にとってメリットがありませんから、とても無理です。そもそも、小泉政権下で安倍氏は官房副長官として北に入っています。本当に解決する気があったなら、その当時、粘り強く日本人の生存確認を調査することだってできた。それをせず、『拉致問題』を今も引っ張っているのは、もっぱら国内の世論喚起のためで、本気で北との関係改善を望んでいるようには見えません」(天木直人氏)

 北方領土問題をめぐっても「6月にロシアと大筋合意」なんて散々報じられていたが、結局、おじゃん。まったく、みっともないったらありゃしない。

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