安倍首相「大阪城エレベーター不要論」で参院選自民党に大打撃

安倍晋三首相の「大阪城エレベーター不要論」が物議 参院選で自民は大打撃も

記事まとめ

  • 安倍晋三首相がG20で発言した「大阪城エレベーター不要論」が物議を醸している
  • ネットでは「悲しい気持ちになる」」心から呆れました」などと批判が飛び交っている
  • 安倍首相の影響は全国に波及する可能性があり、参院選で自民は大打撃を受ける可能性も

安倍首相「大阪城エレベーター不要論」で参院選自民党に大打撃

安倍首相「大阪城エレベーター不要論」で参院選自民党に大打撃

記念撮影までしたのに突然大阪城に難クセ(代表撮影)

初の議長を務めたG20ではいいところナシだった安倍首相。今、物議を醸しているのが「大阪城エレベーター不要論」だ。

 安倍首相は6月28日のG20夕食会の際、各国首脳の前で「焼失した大阪城の天守閣は約90年前に忠実に再建された。しかし、ひとつだけ大きなミスを犯した。エレベーターまでつけてしまった」と発言した。当然だが、世の中には体が不自由な人もいれば、足が悪い高齢者もいる。ネットでは〈悲しい気持ちになる〉〈心から呆れました〉といった批判が飛び交っている。

 これに頭を抱えているのが、自民党の愛知県連。県のシンボル、名古屋城天守閣の木造再建計画で、地元自民党と河村たかし市長が、「エレベーターなし」での再建を進めている。安倍首相は、地元自民党を後押ししたつもりだったのかもしれないが、県政自民党関係者は「いやいや……」と首を横に振る。

「現在、総理にそんな発言をしてもらう段階ではありません。市長とは『エレベーターなし』で意見は一致していますが、市の計画はいかにも拙速。我々は、もっとじっくり議論すべきと市長に訴えています。総理の発言は、市長を勢いづかせてしまう。皆、『余計なことを言ってくれた』と思っていますよ。市民の意見が割れていますから、4月の名古屋市議選でも候補者に『エレベーターの件は触れないように』と県連幹部からお達しがあったほどです」

 安倍首相の暴言の影響は、愛知のみならず、全国に波及する可能性がある。障害者や高齢者などを含む「共生社会の実現」は、参院選の大きな争点のひとつ。野党系は元パラリンピアンや聴覚障害者を擁立している。共生社会と逆行する安倍発言は、自民の票を減らす大チョンボだ。

「『古色蒼然』に固執する安倍首相は、伝統的な城にエレベーターは似つかわしくないと考えたのでしょう。しかし、時代は大きく変わっています。障害者やお年寄りが不自由なく生活できる社会を実現することが政治家に求められている。それが分かっていないなら、参院選で安倍自民は大打撃を受けるでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)

 安倍首相は、党が所属議員に配った「失言防止マニュアル」を熟読した方がいい。

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