丸山穂高議員が入党「N国」拡大の不気味と接触リスト12人

NHKから国民を守る党(N国)を、安倍官邸が自民党の別動隊として利用か

記事まとめ

  • NHKから国民を守る党(N国)に、無所属の丸山穂高衆院議員が入党した
  • N国は暴行疑惑の自民党の石崎徹氏ら12人に接触しており、一気に党勢拡大に動いている
  • 安倍官邸がN国を日本維新の会と同様に自民党の別動隊として利用するつもりとの見方も

丸山穂高議員が入党「N国」拡大の不気味と接触リスト12人

丸山穂高議員が入党「N国」拡大の不気味と接触リスト12人

丸山穂高議員(右)が入党で握手する立花代表/(C)日刊ゲンダイ

参院選の比例区で1議席獲得した「NHKから国民を守る党(N国)」が、一気に党勢拡大に動いている。29日は「戦争」発言や「おっぱい」発言が問題となった無所属の丸山穂高衆院議員が入党したと発表。N国の立花孝志代表は、無所属議員に片っ端から声をかけて最低でも5人の政党にするつもりだ。

 立花代表は30日、丸山氏と一緒に国会内で会見し、「選挙前から(丸山氏に)ラブコールを送っていた」と入党を歓迎。「1人が2人になってうれしい。すごいことができたと思っている」と終始、満足げな様子だった。

 一方、丸山氏は入党の理由について、「無所属でできることは限られている」「(NHKに受信料を払った人だけが番組を視聴できる)スクランブル化の実現一点で共闘する」――と強調。「(立花代表は)人たらしで豊臣秀吉のよう。人を引きつける魅力がある」と絶賛する相思相愛ぶりだった。

 ネット上では、政見放送で「カーセックス」を連呼した立花代表と国後島へのビザなし交流訪問中に「おっぱい」を連呼した丸山氏が意気投合したことに、<性策が一致した>との反応が飛び出したほどだ。

■安倍官邸の別動隊になる可能性

 改めて気になるのは、N国が今後どれほど拡大するのかということ。立花代表は「NHKや民放の討論番組に出る条件をクリアするために(国会議員を)5人以上集めたい」と意気込んでいるが、集められるのか。政治評論家の有馬晴海氏がこう言う。

「すでに政党要件を満たしているので、無理やり5人集める必要はありませんが、人が増えるメリットはあります。政党交付金の増額です。単純計算で、議員1人が移ってくれば2000万円が政党に入る。入党した議員は、立花代表が了承すれば、そっくり2000万円を手にすることができるかもしれません。政党交付金欲しさに集まる可能性は高いと思います」

 立花代表は元秘書への暴行疑惑を報じられた自民党の石崎徹衆院議員ら計12人に声をかけているという。

 N国は、NHKのスクランブル放送実現というワンイシューに合意すれば、国会での採決や行動について党議拘束もゆるく、入党のハードルは低い。

「加えて、新たに入党する議員は、NHKのスクランブル放送実現を公約のひとつとして掲げることで、NHK嫌いの有権者のまとまった票を獲得できるかもしれません」(有馬晴海氏)

 意外かもしれないが、安倍官邸はN国の拡大を歓迎しているという。日本維新の会と同じように自民党の別動隊として利用するつもりだというのだ。

「官邸は、N国が敵になるとはまったく思っていません。警戒するどころか、むしろ次の参院選の6年後までしっかり残って欲しいと考えているようです。そもそも、脅威を感じるほど大きくなることはないし、大きくなればなるほど野党の分断につながりますからね」(官邸事情通)

 N国に1票を投じた人も今ごろビックリしているのではないか。

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