与野党接戦の埼玉知事選 菅官房長官がなりふり構わぬ大号令

与野党接戦の埼玉知事選 菅官房長官がなりふり構わぬ大号令

後ろの青島候補より「令和おじさん」(菅官房長官=央)が人気/(C)日刊ゲンダイ

自民・公明が推薦するスポーツライターの青島健太候補(61)と、上田清司知事が全面応援し、立憲民主や国民民主など野党4党が支援する元参院議員の大野元裕候補(55)の事実上の一騎打ちとなっている埼玉県知事選。投開票日が25日に迫り、青島氏が追い上げられているということで、自公がなりふり構わぬ戦術に出ている。

「青島氏がトリプルスコアの圧勝とされてきたのに、告示後のマスコミ各社や陣営の情勢調査では僅差か横並びまで追い上げられている。そうしたら16日、告示直前に立候補を取りやめた前参院議員の行田邦子氏が自身のフェイスブックで『青島氏に投票する』と表明したのです。自公が行田氏となんらかの密約を結んだのではないか、と囁かれています」(地元記者)

 これに絡んでいぶかしがられているのが、17日の読売新聞の埼玉県内版の紙面だという。「自公に危機感」という知事選連載の横に「行田氏が青島氏に投票」という記事が並んでいるのだが、その下に紙面の3分の1のスペースを取ってデカデカと掲載されているのは「首都圏知事、官房長官来る!」という青島陣営の広告。「まるで計ったかのよう」(前出の地元記者)な周到さなのである。

 青島陣営は菅官房長官の大号令の下、“官邸主導”の色彩が濃い。三原じゅん子ら国会議員が連日応援に入るだけでなく、超多忙の官房長官自身も18日、2度目の埼玉入りで街頭に立った。

「それだけじゃありません。菅さんは、新潟や沖縄の知事選でも連携してきた創価学会幹部に今回も直接電話を掛け、支援を頼んだようです。以降、学会がフル稼働しています」(自民党関係者)

 菅氏がそこまで力を入れるのは“ポスト安倍”も睨み、求心力とメンツを保つためなのか。もっとも沖縄県知事選はやりすぎが裏目に出て自公は敗北した。さて、埼玉はどうなるか。

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