36億円公用地を無償譲渡 “第2の森友”スピード着工の奇怪

『第2の森友』今治市所有の土地を無償譲渡 採決強行から1週間足らずでスピード着工

記事まとめ

  • 愛媛県今治市が所有する36億円相当の土地が、首相の“友人”に無償譲渡された疑惑
  • 土地の無償譲渡を可決、採決強行から1週間足らずのスピード着工に記者は驚いている
  • 県議会がこの議案を審議するのは6月議会、県議会のOKを得ないまま工事が進んでいる

36億円公用地を無償譲渡 “第2の森友”スピード着工の奇怪

36億円公用地を無償譲渡 “第2の森友”スピード着工の奇怪

安倍首相とゴルフ仲間の加計孝太郎氏(現場には着工を示す標識も=右)/(C)日刊ゲンダイ

 日を追うごとに怪しさが増す「アッキード事件」の陰に隠れる形で、こちらの疑惑プロジェクトは密かに進行していた。愛媛県今治市が所有する約36億円相当の土地が、安倍首相の“お友だち”に無償譲渡された「第2の森友事件」のことだ。

 今治市議会は今月3日、学校法人「加計学園」(岡山市)に大学獣医学部の校舎建設用地として、16.8ヘクタールの土地の無償譲渡を可決した。学園の加計孝太郎理事長は、安倍首相とは40年来の旧友として知られる。

 異例とも言える「開会初日採決」の強行から、わずか5日。本紙記者が8日、渦中の今治市の現場を訪れると、ビックリ仰天だ。すでに2、3台のショベルカーが土を掘り返すなどして、基礎工事に着手していた。採決強行から1週間足らずのスピード着工とは聞いたことがない。まるでハナから「工事ありき」で進んでいたとしか思えない素早さだ。ある市議もこう驚いた。

「ナニ? もう工事始まってんの? 初めて聞いたよ。さっき、会派の仲間と『今度、いつ現場を視察しようか』と相談したばかりだよ」

 大学設置の事業費負担は今治市だけではない。計画では現時点で、愛媛県も32億円の負担を求められることが判明している。ところが、県議会がこの議案を本格審議するのは6月議会の予定だ。つまり、県議会の「OK」を得ないまま、勝手に工事だけが進んでいるわけだ。

「まだ多くの議員が資料を精査している途中ですよ。議会が開かれていない段階で、可決を前提に大学新設の工事がどんどん進んでいるなんて前代未聞です。明らかにおかしいし、許せませんよ。県民に説明できません」(県議のひとり)

 どうやら森友も真っ青の怪しい展開になってきた。


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