6週間ぶりジム解禁のなぜ 安倍首相の消えない体調悪化説

6週間ぶりジム解禁のなぜ 安倍首相の消えない体調悪化説

公邸に泊まらず私邸に帰宅(C)日刊ゲンダイ

「オレがビシッと言ってやる」――。安倍首相は周囲にそう漏らしているという。24日、25日と続く衆・参予算委員会の閉会中審査。周囲の心配をよそに、出席を受け入れた安倍首相は自信マンマンのようだが、空威張りは続きそうにない。依然として体調悪化説はくすぶり、野党による長時間の追及を受けるのは自傷行為に等しい。

 都議選の頃から、安倍首相の体調悪化を懸念する声は上がっていた。持病の潰瘍性大腸炎は、ストレスがかかると下痢が止まらなくなる不治の病だ。都議選の歴史的大敗以降も、稲田防衛相の日報隠蔽疑惑など閣僚の不始末が続出。安倍首相がストレスにさいなまれていることは想像に難くない。

 そのためか、休日は安静を心掛けているようで、15日からの「海の日」3連休は散髪に出かけた以外、東京・富ケ谷の私邸に終日こもりきり。この週末も、公務は日曜午前に横浜市のJCイベントに1時間ほど出席したのみ。終了後は私邸にトンボ返りした。

 土曜には午後2時20分に六本木のホテル内のジムを訪れて約3時間、汗を流したことになっているが、真に受ける政界関係者は皆無に等しい。先週発売の週刊朝日は、安倍首相の主治医らが所属する慶応病院関係者のコメントをこう紹介していた。

〈普段は消化器内科と腫瘍センターの3人の主治医が安倍首相を看ていて、首相が慶応に来ると騒がれるから、六本木のホテル内のジムなどに医師が呼ばれ、点滴や診察などを行っているそうです〉

■6週間ぶりに「怪しいジム通い」解禁

 実は、日刊ゲンダイが6月14日付で「今や週1ペース…ジム通いが物語る安倍首相の“体調不良説”」と報じてから、安倍首相のジム通いはパタリとやんでいた。6週間ぶりの解禁は、閉会中審査を万全の体調で臨むためのメディカルチェックなのか。

「今月11日に欧州外遊から帰国して以来、首相はほぼ毎日、公邸に泊まらず私邸に帰っている。それも入院回避のため、主治医を招き、採血検査など“自宅療養”に努めているから、記者など人目の多い公邸を遠ざけている――と、体調悪化説を強める結果を招いています」(自民党関係者)

 連日夜の会食はこなしているが、午後9時前後と早めに切り上げるのも珍しくない。そもそも、菅官房長官らの制止を振り切り、閉会中審査への出席に応じる直前まで入院先の具体名まで飛び交い、「早期入院」情報が流布されたほど。安倍首相応援団の一部メディアは“重病説”の打ち消しに躍起だが、一国のトップの体調を危ぶむ声は依然、くすぶったままだ。

「加計学園疑惑も、安倍首相は『自分は何も指示していない』の一点張りで閉会中審査を乗り切る考え。そして内閣改造の8月3日まで『人事構想を練る』として、早めの夏休みに入るつもりですが、そううまくコトが運ぶかどうか」(官邸事情通)

 2015年4月、国家戦略特区での獣医学部新設を提案する2カ月も前に、当時の柳瀬唯夫首相秘書官(現・経産省審議官)が今治市の課長級の担当者らを官邸に招いて面会していた疑いが浮上。懐刀の「加計ありきの特別扱い」を野党は放っておかず、閉会中審査では安倍首相本人に飛び火しかねない。

 安倍首相が閉会中審査に応じたのは「2日連続の集中審議で答弁に立てるほど体調はいい」とのアピールかもしれないが、ストレスをますます募らせ、病魔に取りつかれる可能性もあり得る。

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