河野太郎は防衛相の横滑りに「格下げだ」と難色示し抵抗

河野太郎氏、防衛相横滑りに「格下げ」と難色示す? 菅義偉官房長官が説得したとも

記事まとめ

  • 経済再生相だった茂木敏充氏が外相に横滑りし、河野太郎氏は防衛相に押し出された
  • 河野氏が大臣を外れると韓国に誤ったメッセージを送ることになるとの見方もあったとか
  • 防衛相への横滑りは格下げだと難色を示したため、菅義偉官房長官が説得したという

河野太郎は防衛相の横滑りに「格下げだ」と難色示し抵抗

河野太郎は防衛相の横滑りに「格下げだ」と難色示し抵抗

河野太郎防衛相(C)ロイター

【安倍“お友達ねぎらい”内閣の大臣を丸裸】

河野太郎(防衛大臣・神奈川15区・当選8回・56歳)

 ◇  ◇  ◇

 経済再生相だった茂木が、日米貿易交渉「大枠合意」の“ご褒美”で希望していた外相に横滑りし、河野は玉突きで押し出された。当初、党務か閥務という話もあったが、閣内残留は「対韓外交で強硬な河野が大臣を外れるのは、韓国に誤ったメッセージを送ることになる」のが理由とされる。

「外相を続けたかった河野さんが、『防衛相への横滑りは格下げだ』と難色を示して抵抗したため、菅官房長官が説得したそうです」(自民党関係者)

 外相に執着したのは、好きなだけ外遊できるからだろう。たいした成果がなく「スタンプラリー」と揶揄されても、どこ吹く風。2年間の訪問先は延べ122カ国・地域に上り、チャーター機代の今年度予算は昨年度の6倍(4億2000万円)にまで膨らんだ。

 それでもチャーター機では不満らしく、退任直前の会見で、“おねだり”し続けてきた外相専用機について、「来年の概算要求に入れられなかったのは心残りだ」と未練タラタラだった。

●ハト派は誤解

 1963年、神奈川県生まれ。米ジョージタウン大卒業後、86年に富士ゼロックス入社。日本端子へ再就職した後、96年に初当選。家族は妻と長男。祖父は河野一郎元副総理、父親は洋平元衆院議長という3世議員だ。

 父・洋平がハト派だったため“誤解”されるが、本人は1回生の時に「安倍さんの集団的自衛権論に賛成します」と安倍事務所を訪ねている。

●変節漢

 脱原発を掲げたり、外務省を「害務省」と批判するなど、かつての歯に衣着せぬ発言を、閣僚に起用されるにつれ封印。「ポスト安倍」を意識し、すっかり変節した。

 13日の会見でも、「脱原発の考えについて現在は?」と質問されると、「所管外です」「結構です」「閣僚ですから」と言って、逃げるように会見場を去った。

●フォロワー99万人

 頻繁にツイッターを更新し、1日10回以上の投稿はザラ。フォロワーは99万人(13日現在)に達する。外遊時に“観光”写真を上げるなどして炎上も多数。

 防衛省の来年度予算の概算要求は、今年度比1・2%増の5兆3223億円と6年連続で過去最高を更新した。防衛費の膨張は、米朝融和により必要性に疑問符が付く上、配備先も決まらない地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」や欠陥だらけで事故頻発の米国製ステルス戦闘機「F35」などの“爆買い”が原因の一端である。

 かつて自民党の無駄撲滅プロジェクト座長として、「頂いた税金を無駄遣いするわけにはいきません」と息巻いていたのが河野だ。無用な武器に切り込むチャンスだが、変節を遂げたイエスマンには、どだい無理な相談だ。

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