安倍政権のトドメに 内閣改造「待機組」冷遇なら造反必至

内閣改造では『待機組』をほとんど入閣させない方針か 『待機組』や派閥領袖が造反も

記事まとめ

  • 内閣改造では大臣経験者で固め、『待機組』をほとんど入閣させない方針だという
  • 安倍晋三首相は初入閣した今村雅弘氏や金田勝年氏に足を引っ張られ懲りているらしい
  • しかし、『待機組』が冷遇されたら、『待機組』と派閥領袖の首相への造反もあるという

安倍政権のトドメに 内閣改造「待機組」冷遇なら造反必至

安倍政権のトドメに 内閣改造「待機組」冷遇なら造反必至

待機組の起用は見送りへ(1日の自民党役員会)/(C)日刊ゲンダイ

 3日行われる内閣改造。キーワードは“堅実布陣”だそうだ。態勢を立て直すために、閣内を大臣経験者で固め、いわゆる“待機組”は、ほとんど入閣させないという。しかし“待機組”を冷遇したら、自民党内の不満が一気に爆発し、さらに政権が弱体化するのは確実だ。

「今回は全員、閣僚経験者でいい」――。安倍首相周辺からは、「待機組」は起用しないという方針が一斉に流されている。

 自民党には衆院で当選5回、参院で当選3回以上でも閣僚経験のない「待機組」が60人もいる。過去2回の「改造」では、それぞれ8人ずつ初入閣しているが、支持率急落に喘ぐ安倍首相は、今回、「待機組」はほぼ起用せず、ベテランを揃えた手堅い布陣にする方針。初入閣した今村雅弘氏や金田勝年氏に足を引っ張られ、コリゴリしているという。なにより「待機組」の顔ぶれを見てウンザリしているらしい。

「当選6回、7回なのに閣僚になれないのは、もともと問題があるからです。しかも残っているのは、“待機組”16人が入閣した過去2回の改造でも漏れている連中です。秘書から暴行事件を告発されている議員、過去に“女体盛り”をやっていた議員、怪文書が流れている議員……と危ないのがゴロゴロしている。大臣になった途端、スキャンダルが発覚するのは確実です。安倍首相は起用したくても、怖くて起用できないのがホンネでしょう」(自民党関係者)

■内閣改造で「反アベ」が動き出す

 しかし、「待機組」を入閣させなかったら、大臣就任を待望している60人が「反アベ」に回るのは必至だ。今回を逃したら、安倍政権では永遠に大臣になれない可能性が高いからだ。これまでは「安倍1強」にビビって黙っていたが、政権が弱体化し、党内の雰囲気は一変している。

「待機組」の入閣が見送られたら、派閥領袖も「反アベ」に動く可能性が高い。

「派閥領袖の力量は、子分を入閣させられるかどうかで決まる。だから、どの親分も必死です。とくに派閥を拡大中の麻生派と二階派は、鼎の軽重が問われるだけに、力が入っている。いま注目されているのが、このままでは大臣になれないと思ったのか、所属していた石原派を飛び出して二階派に移った平沢勝栄氏(7回)が入閣するかどうかです」(政界関係者)

 ただでさえ安倍首相は国民の支持を失っているだけに、もし「待機組」がほとんど起用されなかったら、「待機組」60人と、要求を蹴飛ばされた派閥領袖が“安倍降ろし”に動いておかしくない。来年9月の総裁選では“反アベ”に回るのは間違いないだろう。

 問題だらけの「待機組」を入閣させても政権にダメージを与えるのは確実。冷遇したら党内が“反アベ”に動く。改造するたびに内閣弱体化するのが政界の常識。8月3日の改造が、安倍内閣にトドメを刺すのではないか。

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